内容説明
「1年間の売り上げが10億円の会社のひと月あたりの売り上げはいくらでしょうか」データセンスを身につけるとこの質問に1秒で答えられるようになります。実際に計算するには10億を12(ヵ月)で割らなければなりません。これに1秒で答えるには「83」というキー数字を知っておく必要があります。質問の答えは「約8300万円」です。「12で割る」ということは、「0.083をかける」ことと同じなのです。データセンスとは、ビジネスシーンや日常の中で目にする数字の意味をパッと把握する感覚のことをいいます。本書は具体的な演習も多く、社会人なら誰もが必要としているその感覚を身につけ、磨くことのできる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
36
複雑・大きな数字を瞬時に計算・内容把握する手法を解説した作品(著者は堀口智之さん)。少し発想を変えるだけで複雑な計算も早くできることが述べられていて、数学が苦手な人でもわかりやすく説明されているし、実践ワークも沢山収録されているので、数字を鍛えようと思っているビジネスマンの方には最適の一冊。分数・小数点や、きりの悪い数字(1323とか798等)の計算が苦手な方にもオススメ。2020/08/23
けん
16
再読。第二部の練習問題をひたすらやろう。2020/12/29
wiki
16
いい本。一般向け。かつ持っていればかなり楽になる能力を身につけるための本。ただ練習が必要な本。この本を適当に取って読んだならまだしも、必要性を感じて手に取ったならば前半第一部は殆ど読む必要はない。チャプター6だけ簡易テストとしてやり、その自分の立ち位置を把握したのちに第二部を何度か繰り返して実践することによって身につくと思う。二度目三度目と読み直す場合は第二部のみでいい。2020/05/01
けん
11
【★★★★☆】繰り返しやるとみにつくかな。暗算が早くなる。2020/10/25
帯長襷
3
パッと見「計算ドリルではないか」と思われる方もいるだろうし、小学生レベルとも言われるでしょうけど、これを「計算ドリル」としか扱ってこなかった日本の教育の結果ですね。計算の仕方自体が目新しいのではなく「数字の意味を考える」ということと計算を完全に分けて教わってしまった(少なくとも私は)ことによる問題やとわかった。別々に教わったとしても、それを統合して現実社会で使う訓練が1ステップ必要やったんや。私みたいに「数学が苦手という気はしないんだけど数字はなんでか苦手…」という人はここなのかもしれないと。2022/06/19