海外文学セレクション<br> 薔薇の名前[完全版] 上

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海外文学セレクション
薔薇の名前[完全版] 上

  • ISBN:9784488016937

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内容説明

これは、中世の老修道士アドソが、見習修道士時代の体験を回顧して綴った手記である。そこに記されていたのは、彼が訪れた、北イタリアの修道院で起きた連続殺人事件の顛末だった。アドソが付き従っていたのは、理知的て論理的で誰もが驚嘆する推理力の持ち主であるイギリス人修道士、バスカヴィルのウィリアム。彼とともにアドソは、修道院の誇る、迷宮構造を持つ謎めいた文書館に足を踏み入れることになる。本書は、初版刊行以来、エーコ自身が加えてきた数々の訂正、削除等をすべて反映したものになっており、巻頭には、そうした修正について、2012年版に作者自身が寄せた付記も収めた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

27
碩学の人ウンベルト・エーコが書いた中世イタリアの修道院で起きた謎の死を巡るミステリ小説「薔薇の名前」に訂正等の要素を収録した完全版が刊行。マルケスの「百年の孤独」の次に文庫化を期待していたが、この度衝動買いをし早速読み進める。難解さを覚悟していましたが、キリスト教に関する宗教的解釈と中世における宗教対立や異端審問といった議論は興味深くはあった。うろ覚えながら「カラマーゾフの兄弟」の「大審問官」の章を読んでいるような気分。とは言え本筋は見立て殺人、そして鍵は文書館に保管された書物という親しみやすい内容だ。2026/01/08

ettyan えっちゃん

11
十数年ぶりの再読。でも、おそらく前作は読み通せてないと思う。今回は、キリスト教の教義や異端にあまり寄り道せず、物語を追いかけるつもりで読んでみた。 バスカビルのウィリアムは背が高くで一方的に話す鷲鼻の・・・と明らかにホームズのオマージュだったり、いきなり状況から推理を披露したりと明らかに推理小説テイストで始まる。 意外と読みやすいぞ、それでも、大変な読書だけれども。 下巻へ2026/01/12

たかあき

6
大昔、大学生の頃に読めなかった本。完全版刊行ということで改めて手を出す。上下巻まとめ買い、7,000円近い出費で退路を絶って読み始めたところ、意外と普通に読めた。そりゃあ小難しいとはいえエンタメ小説ではあるので当たり前といえば当たり前なのだが、そうはいっても数々の小説を読む事で昔に比べこの世界観の知識が増えているからというのも事実。でもね、実はそんな自分の読書力どうこうではなく、「極端に物が調べやすくなった」という時代の変化が一番大きい。作中に出てくる各種異端なんてスマホでピッピで調べられる時代。幸せだ。2026/01/11

蝸牛

4
メインのストーリーの合間にキリスト教問答がいっぱい。キリスト教詳しいともっとしっかり読み込めるんだろうけど。 本の装丁がとても美しい2026/01/03

ゆら

3
迷子になってしまった。すらすら読めるけど、理解が追いつかない感じ。2026/01/03

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