小学館文庫<br> ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

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小学館文庫
ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編

  • 著者名:井上真偽【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 小学館(2025/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784094075083

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内容説明

どちらから読む? かつてない読書体験!

古き良き商店街で起きた不穏な事件に四兄弟が挑む! 〈Sister編〉では三姉妹が探偵役。手がかりは同じでも、導き出される真相はまったく別で……事件に隠された、もうひとつの真実を知るには〈Sister編〉との両面読みがオススメです!
ぎんなみ商店街近くに住む元太・福太・学太・良太の兄弟。母親は早くに亡くなり父親は海外赴任中だ。ある日、馴染みの商店に車が突っ込む事故が発生。運転手は、食べていた焼き鳥の串が喉に刺さり即死した。唯一の目撃者は末っ子の良太。だが、弟が何かを隠していると直感した福太と学太は調査に乗り出すことに(第一話「桜幽霊とシェパーズ・パイ」)。
中学校で手作りの楽器が壊される事件が起きた。現場にはぶちまけられた墨汁と、「井」の形に置かれた焼き鳥の串が。学太の所属する書道部に疑いがかかり……(第二話「宝石泥棒と幸福の王子」)。
長男で料理人の元太は商店街主催の「ミステリーグルメツアー」に随行している。学太が偶然脅迫状の断片を見つけたことから、元太が誘拐事件にかかわっている可能性が浮上。台風のなか兄を追う福太たちに、ある人物が迫る!(第三話「親子喧嘩と注文の多い料理店」)

※この作品は過去に単行本として配信されていた『ぎんなみ商店街の事件簿 ~Brother編~』 の文庫版となります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
母は早くに亡くなり父は海外赴任中で、ぎんなみ商店街近くに住む元太・福太・学太・良太の四兄弟が、商店街の不穏な事件に巻き込まれていく連作ミステリ。商店街で起きた交通事故の目撃者だった末っ子の良太が隠していること。中学校で手作りの楽器が壊されて疑われた学太が所属する書道部。ミステリーグルメツアーに同行する元太が誘拐事件に関わる可能性。賢い三男の学太に福太を絡めて2人を中心に事件解決に挑む展開は兄弟の個性が際立っていて、事件を通じて深まる絆や彼らの葛藤や成長も描かれ、青春ミステリーとしての側面も光っていました。2025/11/06

クレイン

13
思った以上に読みやすかった。何かとんでもない殺人事件の解決(人が亡くなる事案はあるが)はほぼなく、全体的に平和な内容だった。商店街の力が強いなと思うが、そういうものなのか。兄弟の会話のテンポもよい。 続けてSister編も読む。どういう感じで重層的な物語になるのか楽しみ。2025/12/29

NAOAMI

11
2巻で主従でもなく裏表でもなく、まさに両A面(古いか)。表の事件と並走する表の話がBrother編。焼き鳥屋三姉妹に対して、母に先立たれ海外赴任の父と離れて兄弟だけで暮らす四人。2番目が話を回し3番目が推理をリードするも2番目の閃きで事件解決とSis.編とリンクする部分も多々。また共通の登場人物らが別の動きを見せ、商店街の主に至ってはストーリーのkeyman過ぎ。一つの事件の別解釈というか異なる側面での着地が成立していることに脱帽。寂れた商店街に蠢く悪意に対しピュアな兄弟姉妹の構図。彼らの共闘も楽しみだ。2025/12/22

ミワ

11
Sister編を読むのが楽しみ。2025/11/28

カナティ

6
★★★★☆2025/11/30

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