内容説明
大切な人の最期に贈りたい時間がある――
共感の声殺到! シリーズ累計12万部突破
元看護士が紡ぐ人気シリーズ 新たなステージへ!
院内に新設されたホスピスで働き始めた卯月。
恋がしたかった、旧友に会いたい、教え子たちに伝えたい……
死を前にした人の「思い残し」が視える彼女は、
最期のときが迫る患者に何ができるのか、
迷いながらも寄り添っていく。
同僚たちもまた、仕事と家庭の事情を抱えながら奮闘していた。
生きることへの希望が心に灯る、感動作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
akiᵕ̈
21
前作で、がんの専門看護師の資格を取るために勉強していてホスピスへの打診を受けていた卯月は無事資格を取得して、新設されたばかりのホスピス病棟に勤務している。ホスピスだけに皆、がんの末期の人たちで、〈思い残し〉が視える卯月のフォローも手伝って、自身の中にあったわだかまりが晴れて、思い残す事なく旅立っていく。変にこだわって言いたい事が言えなかったり、やりたいことを我慢していたり、一人で孤独だと思っていたり、疎外感を感じていたり、それらの間違いに気づけ精神的に解放される喜びは尊い。最期はこうありたい。2025/11/07




