内容説明
大切な人の最期に贈りたい時間がある――
共感の声殺到! シリーズ累計12万部突破
元看護士が紡ぐ人気シリーズ 新たなステージへ!
院内に新設されたホスピスで働き始めた卯月。
恋がしたかった、旧友に会いたい、教え子たちに伝えたい……
死を前にした人の「思い残し」が視える彼女は、
最期のときが迫る患者に何ができるのか、
迷いながらも寄り添っていく。
同僚たちもまた、仕事と家庭の事情を抱えながら奮闘していた。
生きることへの希望が心に灯る、感動作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
103
作者さんが元看護師さんで、医療現場で働く人々の描写がなかなかリアルです。シリーズ第4弾となり、主人公「卯月」もどんどん成長しているようです。院内に新設されたホスピスにて働いている彼女は職場のメンバーにも恵まれ、充実した日々を過ごしています。末期の患者をフォローする切ない仕事、職場ではありながら、そんな中でも生きているうちは1日でも長く、幸せな気分で過ごしてほしいと願うキモチが十分に伝わります。生きているうちに会いたい人には会っておく大切なコトを学ばせてもらいました。今後の彼女の活躍、成長も楽しみです。2025/11/20
Karl Heintz Schneider
47
今回ナースの卯月はホスピス病棟に勤務することに。末期がんで余命数ヶ月の患者が「死にたい」と毎日口にする。薬で体の痛みが取れると今度は「心が痛くなる」と言い始める。「緩和ケアは痛みや身体的苦痛がとれてからがやっとスタート。」かつて勤めていた長期療養型病棟との違いに悩む卯月に師長がこんな言葉をかける。「ここは天国へ行くまでの道草。本のちょっとの寄り道。スタッフも患者さんもリラックスできる場所にしたいんです。」それを聞いた卯月の胸にはあたたかなものが満ちてゆく。そして読んでいるこちらも胸がジーンとなる。2025/12/30
akiᵕ̈
26
前作で、がんの専門看護師の資格を取るために勉強していてホスピスへの打診を受けていた卯月は無事資格を取得して、新設されたばかりのホスピス病棟に勤務している。ホスピスだけに皆、がんの末期の人たちで、〈思い残し〉が視える卯月のフォローも手伝って、自身の中にあったわだかまりが晴れて、思い残す事なく旅立っていく。変にこだわって言いたい事が言えなかったり、やりたいことを我慢していたり、一人で孤独だと思っていたり、疎外感を感じていたり、それらの間違いに気づけ精神的に解放される喜びは尊い。最期はこうありたい。2025/11/07
ゆずぽん
25
長期療養型病棟から新設されたホスピスに異動した咲笑が向き合う末期患者の看護とは・・・思い描いていた看護との違いに戸惑いながらも、周りの人たちとの関わりで考えが変わっていく咲笑が頼もしく思いながら読了。ホスピスなので、患者さんの行く末がわかっているから余計に切ないけれど、真摯に向き合う患者・家族・医者・看護師に救われた。いろんなものがたくさん詰まった1冊、タイトルも含めとても良かった。2026/01/14
きあら
20
シリーズ4作目。がん看護の専門看護師となった卯月は、新設されたホスピスで働き始める。これまでの長期療養型病棟とは違い、ひたすらに死に向き合う場所。そして最期までの時間を穏やかに過ごす場所。今回は視えるものへの向き合い方も違っていたように思えた。2026/01/29




