角川文庫<br> キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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角川文庫
キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

  • 著者名:長月天音【著者】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • KADOKAWA(2025/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041167588

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内容説明

チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりするのを聞いて、たじろぐと同時に、これまで自分がやってきたことは古いのかとモヤモヤしてしまう。また、頼りにしていた若手が突然やめると言い出し、説得を試みるものの彼の意思は変わらない。私は「ずっとここにいる人」という目で見られているんだろうなと虚しく思ってしまう。そんなある日、水道橋の倉庫で作業をしたあと、「キッチン常夜灯」を見つけ、お酒と食事を楽しむかなめに偶然出会い、「変わることを恐れてはいけないと、ここで気づかされた」という話を聞く。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいやこれまで積み重ねてきたこと、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

138
シリーズ第4弾。今回の主人公はシリウス池袋店店長45才のいつき。シリウスが「女性活躍」を掲げる前から店長として頑張ってきた。入社1年目、そして30才を迎える辺りにどんどん辞めていった同僚たち、何度も踏みとどまり仕事の困難と共に喜びも知るが、若手の人たちとの考え方の違いに悩む。偶然キッチン常夜灯で彼女らと出会い、そしてお互いに…。いつきの心の動きに共感するものがあった。私も辞め時を逃し、ひとりで頑張ってしまうタイプだから。それにしてもキッチン常夜灯の手の込んだ料理の美味しそうなこと。結構お高いんだろうな。2026/01/26

シナモン

103
シリーズ4作目。シリウスで働く人たちのオアシス「キッチン常夜灯」疲れた心と身体に沁みる料理の数々にこちらもほっとする。こんなに多彩な料理を提供できるシェフ、凄いなぁ。これまでのシリーズの登場人物がキッチン常夜灯でつながっていくのも読んでて楽しかった。 著者は新潟出身。さりげなく出てくる新潟の文字を見つけるとそれも嬉しい瞬間だった。それにしてもキツそうなファミレスの内情や裏側。感謝して利用させていただこう。 2026/02/01

はにこ

88
今回の主人公は同世代。私も若い頃、レストランで働いていたので、あの頃の気持ちを思い出した。売り上げが伸びるのが楽しく、達成感があったなぁ。間違いなく楽しかった。懐かしい。また、年老いた両親のことを考える気持ちも痛いほどわかる。今までで一番良かった。近所に常夜灯が欲しいなぁ。2026/04/29

Karl Heintz Schneider

82
40代の女性店長・いつきはここのところ面白くない。かつては自分だけだった女性店長が最近続々と起用されたからだ。しかもいずれも自分より若い女性ばかり。どうせ会社がイメージアップのために仕組んだのだろう。そんなある晩店頭の灯りに吸い寄せられるように入ったキッチン常夜灯で偶然、製造部門のかなめと遭遇する。話をするうちに若い彼女が自分の考えをしっかり持っていることに気づき。若い女性店長たちも含め彼女たちへの印象を変えてゆく。このシリーズを読み終えるといつも温かい気持ちになる。「ほどなく」シリーズと同じぐらい好き。2026/02/04

ゆみねこ

82
シリーズ第4弾。今作に登場するのは駅ビルの中にある池袋店の店長・いつき。女性活躍でたくさんの女性店長が登用される前から店長を任されてきたが、会議で臆せずに発言する若い後輩たちに引け目を感じてしまう。そんないつきが偶然キッチン常夜灯を見つけ、美味しい料理と後輩たちとのふれあいを通じて仕事への意欲を高めてゆく。池袋店独自のメニューを考えたり働き方への提案も。さて、次は誰が登場するのか?楽しく読了。2025/11/25

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