内容説明
“伝説の学連選抜”を駆けた男たちが箱根駅伝に帰ってきた――名手・堂場瞬一が放つ青春駅伝小説のベストセラーシリーズ、集大成的傑作!
箱根駅伝本戦出場を逃した大学から「関東学生連合」として選ばれた16人。
刻んだタイムが公式記録に残らない矛盾に揺れながら、選手たちは己の誇りと向き合い、東京~箱根間往復217.1kmを一本の襷でつなぐ戦いに挑む。
彼らを率いるのは17年前「学連選抜」の一員だった天才ランナー・山城悟。
そして山城が襷をつないだアンカーの浦大地が、優勝候補・城南大の監督として立ちはだかる。
名将と呼ばれる浦だが、大学側との確執で大会後の退任が囁かれていた……。
選手たちの葛藤と、監督二人の絆が交錯するとき、箱根路に2日間だけの特別なドラマが幕を開ける――! 堂場瞬一著作200冊記念作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
498
シリーズの完結編らしい。山城は相変わらず…でも少し丸くはなっていて良い歳のとり方している。対して浦の存在感というか個性がまるでなく、端役のような描写に終わっているのは少し残念。第2章に入りレースがスタートしてからは、これこれ!という感じのランナーの内面描写が続く。端折られた区間のランナーの分も読ませてほしかったというのが唯一の不満点。これで最後だからと、細かいこと考えずに大団円で締めくくったラストも、ファンタジーすぎるといえばそうかもしれないが、気持ちよく読み終えることができたのでアリだと思う。2025/12/09
いつでも母さん
147
偶然と運命が入り混じりアンカー・吉池は、トップでゴールテープを切るために走るのだ。そうだ、「君たちはチームだ」あの山城が、あの浦が、あの時の皆がそれぞれ大人になっていて感慨深く、何度も涙が溢れた本作は集大成だ。学連選抜の記録を残してよ!私の思うこのことを堂場さんがちゃんと言ってくれている。浦をして自分の考えを言語化する能力に長けているってまんま堂場さんじゃないですか!体温が上がる読書に「堂場さん、ありがとう」一番好きなのは「最後は根性なんだ」あぁ、山城サイコーだ!エピローグ前の結果表が堪らない。くぅ。2025/12/05
あすなろ@no book, no life.
129
あの山城の箱根駅伝。学連選抜チームシリーズ最新作。それだけで食指が伸びてしまう。その期待は読了後にも変わる事なく続き、既に新年の箱根駅伝に思いを馳せている。なお、箱根駅伝物はその区間毎の選手が勿論主役であり、それだけでも多数で、少しでも触れるとネタバレとなる故詳しくは書けぬが、ドラマだという嘆息である。また、箱根駅伝が他の駅伝やレースと違う事を強めに書かれているのもファンにとって嬉しい事。幾多のドラマと山城監督等のドラマと共に読者として伴走し、10区の山城の言葉に落涙する。あの山城が選手にありがとうとは。2025/12/13
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
97
(2025-176)伝説の学連選抜”を駆けた男たちが箱根駅伝に帰ってきた!孤高の天才ランナー山城が箱根駅伝学生連合チームの監督を務めることに。対するは盟友・浦が率いる強豪城南大。目標を失った者たちが集まった臨時の「チーム」、能力はあってもモチベーションが上がらず箱根で勝てるのか?しかも、あの山城が監督で!発売日に買って来て、一気読み。やっぱりこのシリーズは箱根じゃないとね。面白かったです。五つ星!★★★★★2025/11/14
ゆみねこ
82
17年の時を経て、あの「学連選抜」が箱根路に帰って来た!天才ランナー山城率いる【学生連合】と、山城がタスキを渡した浦が監督を務める【城南大学】。第二部・コトバノチカラは箱根の本戦を描く。何度も涙して、胸熱の読書。今年もまた箱根駅伝を観戦する楽しみでワクワクする。2025/12/10




