内容説明
新旧エースの葛藤と激走――マラソン小説の新たな傑作!
男子マラソンの若きエース日向誠がスランプに陥った。
オリンピックで彼にメダルを獲らせたい陸連は、日本最高記録を持つ山城悟を専属コーチにと目論む。
引退して関係者と交わりを絶つ山城の説得は難航するが、箱根駅伝“学連選抜”で共に走った浦大地らの画策が奏功し、就任を受諾。
孤高の天才による規格外の特訓が始まった……大人気シリーズ待望の第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
154
『チーム』の箱根駅伝学連選抜のメンバーに、また会えたことがうれしい。そして、『ヒート』の甲本にも会えた。そして、なんといっても山城!山城!山城〜!引退して少しは角が取れたけど、相変わらずの山城だ。世捨て人状態でもストイックな山城。それでこそ山城だ。そんな山城にコーチができるのかというのが、この物語の醍醐味。山城を支える名脇役の浦はしたたかさを兼ね備えていだぞ。門脇もいいね。ラストはなんじゃそりゃ。すごく気になるじゃないか(怒)。完結編の『チームIV』があるみたいなので、ありきたりだけど発売が待ち遠しい。2025/04/30
piro
50
不調の天才ランナー日向の復活の為担ぎ出された孤高の天才ランナー山城。現役を引退し、家業を継いでいた山城を説得する浦たちの様が面白い。そして山城が他人のコーチをすると言う事が驚き。相変わらずぶっきらぼうな山城の態度は想定通りですが、端々に丸くなった感が垣間見られ、思わず微笑してしまいます。そして本人は死んでも口にしないと思いますが、山城はホントに浦の事が好きなんだなぁとも感じます。エンディングはある意味お約束。文庫版の後書きで『チームⅣ』が予定されている事を知り気分が上がりました!。2023/10/28
マリリン
43
山城のキャラが光る。タイプとしては一番近いか(よくない意味で...読んでいて痛みが入る)。浦もやるな。日向のようなタイプいるいる(まさに身近に...そして山城と同じようなことを言った)。死の間際に山城に「やれ」とだけ書いた名将はさすがだ。久々に熱くなった。スポーツ小説を読むと過去を思い出す。途中のそれぞれの葛藤も上手く書かれている。特に復活をかけた福岡国際のシーンが最高! 一か所だけ??と思ったのは、三大駅伝やインターハイ...ではなく、インカレでは。Ⅳが発売されるならもちろん読む。2024/01/07
kei302
42
引退した山城にスランプ中の日向を託す広瀬。堂場先生、本作で既に山城監督の伏線を敷いてます。日向と接しながら指導者意識に目覚める山城。傲岸不遜などと言う人もいますが、日向に対して君きみ呼びする山城に好感を持ちました。次作「チームⅣ」で再び山城に会えるのが楽しみ。と期待しつつも、山城には変わってほしくない気持ちもあったりして。「文庫化によせて」で本作の文庫化に際して2020年オリンピックの件で文庫化なしも想定されたことや走らなくなった時に山城に何ができるか等、出版にまつわるあれこれを興味深く読んだ。2025/11/23
カブ
37
久しぶりに読んだこのシリーズ。色々忘れちゃってることもあったけど、登場人物それぞれの背景が分からなくても楽しめる作品。レースの様子がリアルで続きが気になる。2025/09/29




