内容説明
「平和主義」と「武力行使」を共存させる道とは―。過去の克服と国際協調に揺れたドイツ。冷戦終結後の安全保障政策の変容を、いま、克明に描き出す。
目次
序章 ドイツの安全保障政策の変容
第1章 冷戦期の安全保障政策と基本法
第2章 冷戦の終焉とドイツ統一
第3章 域外派兵と改憲論争
第4章 「同盟国」としての責任
第5章 「国際社会の一員」としての責任
第6章 連邦憲法裁判所による決着
第7章 安全保障政策の転換
終章 二一世紀の安全保障政策
著者等紹介
中村登志哉[ナカムラトシヤ]
1960年生まれ。85年、同志社大学法学部卒業後、共同通信社に入社。90‐91年、ドイツ・ベルリン自由大学へ派遣留学。帰国後、外信部記者、ウィーン支局長などとして、欧州・安全保障・核問題を担当。2002年、オーストラリア・メルボルン大学政治学博士課程、同客員講師、(財)平和・安全保障研究所(東京)客員研究員を経て、04年から県立長崎シーボルト大学国際情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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