内容説明
報酬は1人10億円。略奪された美術品を5人の若者が奪い返すクライム・サスペンス
中国系アメリカ人のウィルは、美術史を専攻する大学生。ある日、中国人の資産家から驚愕の依頼を受けた。かつて英仏軍に盗まれた5つの美術品を奪還するというものだ。ウィルは、ハッカー、泥棒、詐欺師、ドライバー役の仲間とともに、世界中の美術館に向かう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Abercrombie
3
邦題から痛快な冒険小説を期待するとがっかりするぞ(それは自分だ!)。実際は、民族のアイデンティティだの、家族愛だの、父親との確執だのから、恵まれた環境を投げ捨てかねない計画にのめり込んでいく中国系アメリカ人の若者たちの青春群像だ。自分たちは中国人でもアメリカ人でもない根無し草だと、思い悩む彼らの葛藤はそれなりに読み応えはあるがこの結末はねぇ。綺麗事過ぎるというか都合良すぎるというか…。2025/12/06
jolly
2
クライムエッセンスを添えた群像劇。ほぼほぼ心理描写ではかどらない。それでオチ… 週末はこれを読んでからミョウガ畑の準備。2025/11/08




