文春文庫<br> 侠飯11 激辛ガチ推し篇

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文春文庫
侠飯11 激辛ガチ推し篇

  • 著者名:福澤徹三【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2025/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167924300

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内容説明

任侠×グルメ 大人気シリーズ、第11弾!
フードデリバリーで働く和希は、炎天下の配達の帰り道、純喫茶に誘われる。頬に傷のある男がメロンクリームソーダでもてなして……。

パープル企業を退職し、フードデリバリーの配達員になった湯浅和希。努力しだいで稼げるものの世間の冷たい目にメンタルを削られる。猛暑のなか、和希はひょんなことからレトロな喫茶店に通いはじめる。マスターは頬に傷持つあの男。絶品料理を堪能しつつも、仕事のトラブルで絶体絶命に……文庫書き下ろし第11弾!

プロローグ―友だちはパキラだけ。フーデリ配達員の孤独
1.揚げものの旨さ倍増。イギリスの定番調味料
2.謎肉が旨さの秘密。サワーが進む塩焼そば
3.夏こそ激辛。真っ赤なアメリカ郷土料理
4.簡単だけど絶品。真夏の夜の冷製パスタ
5.猛暑が吹き飛ぶ。海鮮で作る超辛カレー
6.牛肉にバナナ? 未体験の南米ソウルフード
7.その味わいが心に沁みる。別れに食す夏の涼
エピローグ―もう失敗を恐れない。まえに進めば道は開ける

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

at-sushi@進め進め魂ごと

36
立て続けに最新作。フーデリ配達員やゴーストレストランで働く若者を通して、一度失敗すればレールから外される不寛容社会の歪さや、点検詐欺やオンラインサロン詐欺等、IWGPばりの時事ネタも描かれる飯テロ小説。 苺のカプレーゼやバナナソテーを添えた「貧者のステーキ」とか全く味の想像がつかず、著者のこだわりと知識に呆れるばかり。2025/10/20

Kazuko Ohta

21
“おとこめし”ファンの皆さん、11巻が出ていますよん。この薄さといい、字のデカさといい、本が読みたいのに最近なかなか読めずにいる者の救世主(笑)。序盤なかなかあのふたりが出てこないから、いつもこんな調子だったっけと訝っていましたが、こんなもんでしたかね。今回は純喫茶に登場。柳刃の料理に魅せられるのは毎度のこと。書き留めておきたくなる金言があるのも毎度のこと。説教臭くならないのが凄いなぁといつもながら感心します。昼間のメニューはトーストだけらしいけど、そっちも食べてみたいです。永遠に柳刃と火野推しで居たい。2025/10/08

NAOAMI

14
潜入捜査専門の柳刃・火野コンビが毎回飲食店主っぽく振る舞いターゲットを監視してるわけで、そこに迷い込むのが生き方に行き詰まった若者ときて、もう鉄板の流れ、水戸黄門も真っ青。読者はラストどうなるかほぼ解って読んでいるわけで、そんな中どれだけ楽しませてくれるのかってこと。自らを底辺と称する若者男女を巻き込み、彼らのマイナス思考に楔を打つ柳刃の人生訓にうなづきながら感動し、全章に渡って供される彼の秘蔵レシピに脳内舌つづみをヨォ~ポンっと打つ。終盤黒幕を一網打尽でスッキリし、悩める若者も前を向く。毎度ながら爽快。2025/10/21

北風

13
食欲の秋と読書の秋を同時に満たせる、もはやこの時期の風物詩。毎年1冊の十一年め。今回は純喫茶とOーバーイーツの合せ技! 柳刃の兄貴は喫茶店のマスターも違う意味で似合いそう。もっともマスター率は低すぎなんだけど。ファストフードの宅配もすっかり定着しましたが、そのシステムやら知らないことだらけだった。したことも利用したこともない。コロナや詐欺、推し活についても言及しつつ、世相を反映し、今回も若者の悩みを解決し、悪を成敗!2025/10/12

きょん

12
今回は純喫茶に潜入中のお二人、辛い料理が色々出てきておいしそう。フードデリバリーや宅配便の人に仕事を頼んでおいて粗雑に対応する人達って嫌だなあ。不寛容社会への嘆きも分かるけど、再犯率の高さを見ると難しい問題だよね。2025/11/01

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