ガールズ・ノワール ハードボイルドよりも苛烈な彼女たちのブックガイド

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ガールズ・ノワール ハードボイルドよりも苛烈な彼女たちのブックガイド

  • 著者名:霜月蒼
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 左右社(2025/09発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865284829

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内容説明

世界に銃口を向ける女たちのミステリーー〈ガールズ・ノワール〉の傑作30作を論じた渾身の翻訳ミステリ・ガイド!
女たちが戦いを通じて自分の尊厳を取り戻し、あるいは守り抜く物語。
ハードボイルドよりも苛烈な彼女たちの物語を 〈ガールズ・ノワール〉と呼ぼう。

クリスティーが生み出した孤高のクライムファイター、ミス・マープル
ーーアガサ・クリスティー『カリブ海の秘密』
剥奪された尊厳を取り戻せ
ーースティーグ・ラーソン『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』
女、姉妹、友達。シスターフッド ・ミステリの傑作
ーーボストン・テラン『音もなく少女は』
『羊たちの沈黙』を逆転させたサイコ・スリラー
ーーチェルシー・ケイン『ビューティ・キラー1 獲物』
「信頼できない語り手」式ミステリの歴史的傑作
ーーギリアン・フリン『ゴーン・ガール』

探偵、スパイ、冒険、YA、サイコ・スリラー他、ジャンルの枠組みを超えて描かれてきた闘う女たちのミステリ。世界的な盛り上がりを魅せる〈ガールズ・ノワール〉の源流から最前線までをミステリ研究家・霜月蒼が論じる。

目次

Introduction
23 ENEMIES OUT THERE
榛野なな恵『Papa told me』/カトリーヌ・アルレー『わらの女』
Chapter 1
THE UNSUITABLES 先駆者たち
おきゃんなおてんばたち アガサ・クリスティー『秘密機関』
パジャマ姿でアクセルを踏む クレイグ・ライス『時計は三時に止まる』
女に向こうが向くまいが サラ・パレツキー『サマータイム・ブルース』
パブリック・エネミー#1  スティーグ・ラーソン『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』
Chapter 2
WHAT DOESN’T KILL HER 苦痛の中から
わたしたちは怖れない(I) ボストン・テラン『音もなく少女は』
わたしたちは怖れない(II) ボストン・テラン『神は銃弾』
彼女を殺せなかったものが カリン・スローター『開かれた瞳孔』
怪物と闘うために リサ・ガードナー『完璧な家族』
Chapter 3
SHOOT YOUR FATHERS 汝の父親を撃て
アメリカの正しい考え LS・ホーカー『プリズン・ガール』
もっとも危険な遊戯 カレン・ディオンヌ『沼の王の娘』
銃を抱いて助手席に座る ジョーダン・ハーパー『拳銃使いの娘』
宙をまっすぐ翔けるもの ハンナ・ティンティ『父を撃った12の銃弾』
Chapter 4
A SWITCHBLADE IN HER POCKET 銃を持てない娘たち
その騎士には剣も甲冑もなく コートニー・サマーズ『ローンガール・ハードボイルド』
わたしの声が最大の武器 アンジー・トーマス『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ』
ナンシー・ドルー・イズ・デッド ホリー・ジャクソン『卒業生には向かない真実』
Chapter 5
EVERY GENTLEMAN’S NIGHTMARE やつらを食いちぎれ
愛しくて切なくて残虐で血みどろ チェルシー・ケイン『ビューティ・キラー1 獲物』
ほんとにそんな男でいいの、アンドレア? L・S・ヒルトン『真紅のマエストラ』
もはや彼女は藁ではない ギリアン・フリン『ゴーン・ガール』
WE WILL F**K YOU ヴィルジニ・デパント『バカなヤツらは皆殺し』
Chapter 6
SISTERS AT WAR 彼女たちと戦争
邪悪なる花たち ケイト・クイン『戦場のアリス』
戦争は女の顔をしているか ラーラ・プレスコット『あの本は読まれているか』
戦争はまだ終わらない 平原直美『クラーク・アンド・ディヴィジョン』
Chapter 7
NEVER TOO OLD TO LIVE まだくたばらない
ピンクのスカーフの復讐の女神 アガサ・クリスティー『カリブ海の秘密』
何歳になっても殺戮機械 ディアナ・レイバーン『暗殺者たちに口紅を』
オールド・シスターズの硬骨 カリン・スローター『血のペナルティ』
ひねくれて、非効率的で、非理性的な ク・ビョンモ『破果』
Chapter 8
TOGETHER WE WILL SURVIVE 一緒に檻を破ろう
箱庭の崩れるとき ドット・ハチソン『蝶のいた庭』
わたしはあんたを置いていかない キャロル・オコンネル『クリスマスに少女は還る』
私たちに逃げ場はない カン・ファギル『別の人』
知と力と自由と マーガレット・アトウッド『誓願』
Afterword
GUNS FOR GIRLS
高野雀『世界は寒い』/キャロル・オコンネル『天使の帰郷』
解説 Weve been waiting for Girls Noir 梅原いずみ
INDEX
BOOK LIST
GIRLS NOIR BOOK GUIDE +

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まっつー(たまさか)

4
30冊+αの海外ミステリを紹介したガイドブックであり、それらのネタばらしなしの評論集でもある。「男性の読みもの/書きもの」と思われがちな「ハードボイルド」というジャンルについて、「自己の正義を貫くことがハードボイルドの本質であり、本来性別は関係ない」と鋭く指摘し、そのうえで女性が社会を苛酷に生きざるをえない状況があること、あるいは「女性であること」を強いられることに対する抵抗を描いたミステリについて、「ガールズ・ノワール」という言葉であえてまとめている。ミステリ批評としても新たな視点を得ることができる良書2025/10/02

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