内容説明
「探偵小説の正体」とは何か?
怪作『ドグラ・マグラ』等で知られる不世出の作家・夢野久作による随筆を精選、そのエッセンスを一冊に。
〈解説〉新保博久
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
53
『ドグラ・マグラ』、『いなかの、事件」など、日常に転がる狂気と諧謔、その中に潜む妖美を湛えた作品を書いた夢野久作氏。その作風からも伺える通り、彼は大の探偵小説好きだった。但し、自ら、探偵小説を書く時は大分、苦労していたみたいだ。本書は彼のミステリー代表作でもある『あやかしの鼓』や当時の評、更には探偵小説愛が溢れるエッセーを収録した一冊となっています。また、父親、杉山茂丸氏について語ったエッセーでは右翼の巨匠と崇められながらも家族からは気が良くて愉快な父親だったという文章には父への尊敬と愛情が滲み出ている。2026/01/10
冬至楼均
2
探偵小説に関するエッセーと私的な評論随筆。その資料としてデビュー中編が収録されているのだけれど、「能について」は逆に小説の参考資料として読んだ。2025/11/06
◯
1
夢野久作は小説家として有名だが、エッセイや評論も面白い。台詞のような、誇大演説のような語りであらゆるモノの【良さ】【意義】を伝える。反数的な科学であり、反洗練されていない芸術でもあり…。本格と変格で変格を選んだ著者の想いは、人間の邪悪な真実の心理も描きたく、それがひいては芸術になると思っていたからでは…?2025/10/05
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