内容説明
「探偵小説の正体」とは何か?
怪作『ドグラ・マグラ』等で知られる不世出の作家・夢野久作による随筆を精選、そのエッセンスを一冊に。
〈解説〉新保博久
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
冬至楼均
1
探偵小説に関するエッセーと私的な評論随筆。その資料としてデビュー中編が収録されているのだけれど、「能について」は逆に小説の参考資料として読んだ。2025/11/06
◯
0
夢野久作は小説家として有名だが、エッセイや評論も面白い。台詞のような、誇大演説のような語りであらゆるモノの【良さ】【意義】を伝える。反数的な科学であり、反洗練されていない芸術でもあり…。本格と変格で変格を選んだ著者の想いは、人間の邪悪な真実の心理も描きたく、それがひいては芸術になると思っていたからでは…?2025/10/05




