出版社内容情報
本書は,精神分析諸学派の臨床の特徴を際立たせる27 の精神分析技法特性を選び,それらが転移の文脈でどのように扱われるかについて,英語圏の65 人の代表的分析家へのインタビューおよびそれを素材にした討論で構成されている。実証的調査研究にもとづく,わが国の専門家のニーズに応える画期的な書。
目次
第1章 はじめに
第2章 「人は心的真実に関して中立ではない」
第3章 客観的現実と「現実の関係」その1―フロイト派の見解
第4章 客観的現実と「現実の関係」その2―英国独立学派、クライン派、米国自己心理学派の見解
第5章 包容(コンテインメント)と抱える(ホールディング)環境―米国分析家
第6章 抱えることと包容―英国分析家
第7章 患者は自分の分析家を本当に愛するのだろうか?
第8章 逆転移―情動的、認知的、想像的反応性
第9章 変化についての分析家の原型
第10章 修復的プロセス
著者等紹介
高橋哲郎[タカハシテツロウ]
1960年東京大学医学部医学科卒業。1995年米国トピーカ精神分析インスティテュート卒業。現職、精神分析セミナリー、日本精神分析協会訓練分析家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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