内容説明
〈刑事ワシントン・ポー〉シリーズ累計20万部突破
木に縛られ石打ちで殺害された男の体には、難解なコードが刻まれていた。ポーの捜査で15年前の未解決事件との関連が浮かび上がる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
554
冒頭から、カウンセリングを受けるポーという過去にない展開をぶち込んで意表をついてくるシリーズ6作目。意表をつくのは良いとして、あざとすぎて裏が透けて見えてしまうのが辛いところ。短い章立てはいつも通りなのだが、カウンセリング場面が挿入される頻度が高すぎて、少し興醒めしてしまう。事件の背景が見え始めるのが上巻の後半からなので、中盤まではやや退屈。ティリーが喋る場面だけが際立って面白い。ドイルとのカップル成立についても、やけにあっさり流し気味で、その点は多いに意表をつかれた。下巻では色々なサプライズがありそう。2025/09/27
パトラッシュ
209
ワシントン・ポーがトラウマ療法士にかかるほど深刻な事件とは。不穏な冒頭に引き込まれると彼とドイルの婚約、そしてシリーズ屈指の残酷な殺人にカルト教団の秘密と、奇怪な謎のつるべ打ちに読む手を止められなくなる。しかも過去に起きた一家惨殺との関わりも浮上し、果てしない悪夢に気分が悪くほど。そこで捜査チームに送り込まれた情報機関のスパイと、まるで忖度せず我が道を行くポーとのやり取りが気休めの一服に思えてしまう。やがて殺人の原因となる人の業が徐々に明らかになり、ほとんどホラー小説の感覚で息を呑むしかなくなる。(続く)2025/10/22
青乃108号
203
安定の【ワシントン・ポー】シリーズ6作目。お馴染みのチームに会計検査院から派遣されたというライナス(スヌーピーとしか呼ばれないのが可笑しい)が加わる。カルト教団のトップが投石で殺されるという殺人事件を発端に、教団の暗部に踏み込んでいく物語は手慣れたペース配分で語られ読者を飽きさせる事がない。先が大変気になるところで上巻は終わり、さて下巻を…と手に取った時、裏表紙に書かれた文に唖然とする。「さらば、ワシントン・ポー」って。えー!終っちゃうの?ホントに?残念だが仕方ない、最後の彼の活躍をしっかり見届けよう。2025/12/02
タツ フカガワ
143
木に縛られ石で打ち据えられた男は。全身に聖書に因んだタトゥーが彫られていた。まもなくこの男がカルト教団の指導的立場にいたことが判明する。同性愛者や人工中絶を否定し、神政国家を目指す過激な教義を持つこの教団を調べるうちにワシントン・ポーは教団信者の家に起きた両親と兄が犠牲になった惨殺事件に、ブラッドショーは遺体のタトゥーに見つけた6つのコードに注目する。今作もテンポよく進むシリーズ6作目。なんといっても楽しみなのはポーとブラッドショーとの会話で、笑み崩れること度々。真相に大きく近づいたところで下巻へ。2025/10/11
道楽モン
136
待望の新作も上下2巻の分量。抜群のリーダビリティなので安心を。意図的に1章分をコンパクトにすることがその手法で、計算された章切れと章明けの絶妙なつながりが職人技となっている。しかも前作より効果が向上しているのは流石です。読み出したら止まらない。 上巻では状況説明やら事件の全容が徐々に明かされていきつつ、お馴染みのポーとティリーの会話が楽しい。今回のゲストである謎のライナスをいじりまくっており、相変わらずの英国流ユーモアの辛辣さに笑ってしまう。カルト教団の調査と、タトゥーに秘められた暗号が本作の主軸。2025/09/23
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