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内容説明
2025年後期のNHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」のモデルとなる小泉八雲、セツ夫妻。
主人公・松野トキの名前は、八雲晩年のあるエピソードに由来しているんです。
八雲の代表作『怪談』の表記が『KWAIDAN』となっているのは、
妻のセツが出雲のことばで話を聴かせたから。
孤独な幼少期を経て日本にやってきたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と没落した武家の娘・小泉セツの出会いによって、生まれた再話文学の世界。
夫婦の歩みと、紡ぎ出された作品の豊かな世界、その現代性を
ひ孫で、小泉八雲記念館の館長の小泉凡さんが語り尽くす。
(目次)
序章 セツと八雲のひ孫だから想うこと
第1章 それぞれの生い立ち
第2章 セツと八雲の出会い
第3章 さようなら、松江
第4章 熊本・神戸で築いた家庭
第5章 晩年の八雲
第6章 セツのそれから
終章 令和の「セツと八雲」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nyaoko
54
曾孫・小泉凡氏が語る小泉八雲・セツのエピソード。自身の半生も語られています。こちらも図書館の推し本コーナーから。小泉八雲は妻セツの貢献がいかに素晴らしいものだったかを語っている。これはドラマの冒頭シーンにもなっている。父から息子から孫へ、曾孫へとセツの献身的な姿が語り継がれていく家族の絆に感動する。子供の頃、あの怪談もこの怖い話も、日本人ではない人が作ったの?と驚いた。正確には再話編集だけども、本にすることによって世に広まる功績は本当に凄い事だ。2025/10/20
はつばあば
43
「ばけばけ」今週からトキがヘブンの元に女中としていくことになる。そんな先日、読み友さんが「セツと八雲」を読んでレビューされていたので、私は曾孫の凡さんの話をと。というより子供さんやお孫さん、曾孫さんがいらっしゃったことにびっくり。昔の人間ですから日本人が韓国の人を虐げたようにラシャメンと言われ相当苦労されたのではと思っていたのですが、大学教授としてや、文筆で世界での名声があった為かホッとしました。年齢差のある夫婦・・婿殿の操縦は難しかろうが上手に転がしていらっしゃる。ただもう少しセツさんの話が読みたかった2025/11/09
みち
16
朝ドラ「ばけばけ」が始まったので手に取りました。ドラマが始まるとの様々な本が出て悩むが、この本はひ孫の小泉凡さんが書かれているだけあって、エピソードも豊富で、2人への愛を感じる良書でした!八雲さんは4歳の頃母親と別れ、隻眼になり、貧しさの中努力し新聞記者となり、日本へ来る事ができた苦労人。そして、人付き合いが上手くなく、夕焼けや侘しい場所が好きで、執筆中は他の事を忘れるほど集中する人だった。セツとの結婚はまさに運命的なものだったのではないか。セツの協力なくしてこの成功はなかった事がよく分かった。2025/11/02
どら母 学校図書館を考える
12
非常に興味深い。八雲の業績が、戦後の占領政策にも影響していたなんて。それが、凡さんの名前の由来にまで関係する。 明治を近く感じられた。2026/04/27
リュウジ
9
★4ドラマの脚色部分を差し引いても「この世はうらめしい。けど、すばらしい。」のドラマのキャッチフレーズそのままの、本家「ばけばけ」なセツと八雲の人生がこの本にありました(逆に怪談は二人でこうして作った話や松江の教え子と富士山に登ったエピソード、八雲の広い交友関係(嘉納治五郎など)など、ドラマで深く描いていなかった部分や日々のことも知ることができたのも大きい)。特に驚いたのは、八雲の著書が終戦後の日本のカタチにも少なからず影響を与えたこと。八雲そしてセツがいなかったら今の日本は全く違ったものになったかもね。2026/05/04




