内容説明
岡崎宿を発った小泉屋新兵衛らへっぽこ一行は、道中で旅を急ぐ瞽女や、訳ありげな母子連れなどと出会いつつ、東海道を西へ進んでいく。やがてたどり着いたのは、東海道と伊勢に向かう街道が分岐する日永の追分。旅路の中で何度も耳にする伊勢とは果たしてどれほどのものなのか、どうしても気になった新兵衛は、寄り道も旅の醍醐味と自らに言い訳をし、足を南に向ける。一方、江戸では新兵衛とお菊の縁談話に、なにやら暗雲が漂いはじめており……。旅は道連れ世は情け、笑いあり涙ありの大人気時代シリーズ、第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
142
およ!なんだか物騒なことが起こった今作だったねえ。旅には寄り道はつきもの。この寄り道は、旅が終われば良い思い出でもあり、切ない思い出にも苦い思い出にもなりそうなお伊勢参りの寄り道だったね。そして、旅は一期一会であり、旅は道連れ世は情けでもある。新兵衛、和助、稲妻五郎のへっぽこ一行、そうは問屋が卸さないような旅が続きそうだけど、無事に京にたどり着いてほしい。そして、新兵衛には真面目に何かをつかんでほしいな。一方で、江戸の小泉屋の縁談の動きも気になる。当然、次作を早く読みたい。ああ、待ち遠しいわ。2025/09/17
タイ子
67
新兵衛、稲妻、和助の3人は岡崎から桑名に入る。桑名名物、焼き蛤や時雨煮が美味しそう。時代は変われど名物に変わりなしですね。優しい彼らは旅の途中で困っている人を見ると放っておけず今回も手を貸し世話もする。京に向かう予定がお伊勢さんにお参りすることに。そのうち、何と殺しの下手人まで捕まえてしまうという大手柄。あなどれないぞ、この3人。私、先日からお伊勢参りの本を続けて読んでるので私にもおかげがありますように。江戸では新兵衛の結婚話がヘンな方向に向いてるみたいだし。京までもうすぐ、ガンバレへっぽこ珍道中。2025/09/23
asky0084
1
★★★☆☆2025/10/14
goodchoice
0
確かに京には近づいているが、途中伊勢に立ち寄り。まだまだ時間がかかりそうだ2025/10/18
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- 電子書籍
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