アイドル・オーディション研究 - オーディションを知れば日本社会がわかる

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アイドル・オーディション研究 - オーディションを知れば日本社会がわかる

  • 著者名:太田省一/塚田修一
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 青弓社(2025/09発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 840pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787274762

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内容説明

K-POPの世界的な人気獲得に刺激を受けて、グローバルな展開を志向する日本のアイドルも増えている。アイドルが文化として日常に根づき、「推し活」が活況を呈するいまを読み解くために、オーディション番組の変遷をたどり、日本独自のアイドルシーンの本質に迫るのが本書である。

まず、『スター誕生!』から『夕やけニャンニャン』『ASAYAN』までの代表的なオーディション番組をたどり、K-POPのサバイバル・オーディションとファン実践を取り上げて、オーディションの歴史の基礎知識をレクチャーする。

そのうえで、『イカ天』や旧ジャニーズのオーディション番組、アメリカ・イギリス・中国のオーディションのケーススタディーを通じて、各時代・各地域を彩ってきたアイドルとオーディションの関係性を整理し、理解を深めていく。

アイドル・オーディションに潜む選別の暴力性、ジェンダーをめぐる不均衡、ファンによる消費の実態を明らかにしてアイドル文化のありように迫り、「集団から個へ」という日本社会の変化も浮き彫りにする初の「オーディション・スタディーズ」。

目次

序 章 オーディションから社会が見える――変わる日本のアイドル、そして“戦後の終わり”
太田省一
 1 オーディションは現在のアイドル文化、そして日本社会の変化を象徴している
 2 各時代を反映し、彩ってきたアイドル・オーディション番組
 3 本書の研究上の位置づけと全体の構成

第1部 アイドル・オーディション番組の歴史的変遷

第1章 アイドル・オーディション番組の原点『スター誕生!』――日本のアイドル文化はどのように始まったのか 太田省一
 1 「森田昌子」を見て応募した山口百恵
 2 『スタ誕』という番組――オーディション方法と誕生の背景
 3 どのようにして『スタ誕』からアイドル、そしてアイドル文化が生まれたのか
 4 合格者の性別、「人買い」バッシング、そしてクラス的一体感――『スタ誕』から読み取れること
 5 『スタ誕』と一九七〇年代

コラム 「出来レース」としてのオーディション――『夕やけニャンニャン』と「アイドル・オーディション」の解体 塚田修一

「審査員こそ、時代に審査されてるんじゃないかな」――中森明夫インタビュー 中森明夫 聞き手:太田省一

第2章 リアリティショーとしてのオーディション番組――『ASAYAN』がアイドル文化に残したもの 塚田修一
 1 『浅草橋ヤング洋品店』から『ASAYAN』へ
 2 二つのオーディション企画
 3 リアリティショーが創るモーニング娘。
 4 『ASAYAN』から生まれた「アイドル」
 5 モーヲタたちの視聴態度

「「人気者」を作ろう、とは思っていました」――タカハタ秀太インタビュー タカハタ秀太 聞き手:塚田修一/太田省一/辻 泉

第3章 K―POPサバイバル・オーディションにみる現代的なファン実践 田島悠来
 1 K―POPとは何か――日韓の関係性からその歴史的変遷をたどる
 2 K―POPサバイバル・オーディションというテクスト
 3 『BOYS PLANET』にみるファン実践のあり方
 4 多層化するメディア空間で形作られるファン参加型文化

コラム 一九五〇年代のオーディションと雑誌「平凡」「明星」――「コロムビア全国歌謡コンクール」と島倉千代子「この世の花」をめぐって 阪本博志

第2部 オーディション文化の諸相

第4章 オーディション番組としての『イカ天』――土曜深夜の「解放区」 小川博司
 1 テレビがポピュラー音楽をリードした三十年間
 2 テレビではみえてこなかったバンドブーム
 3 アマチュアバンドのコンテストとしての『イカ天』
 4 情報バラエティ番組としての『イカ天』
 5 インディーズからメジャーへ

第5章 “私の推し”のアイドルがスターになるとき――『まいど!ジャーニィ~』のオーディションにみる物語消費 小埜功貴
 1 ジャニーズ・オーディションの概要と、その模様を取り上げる番組・特集について 
 2 『まいど!ジャーニィ~』のオーディション特集を読み解く
 3 オーディションから見いだす現役アイドルのスター性について
 4 『timelesz project -AUDITION-』にみるスター創造の継承と再興――結びに代えて

第6章 イギリスとアメリカの「タレントシ…ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

123
日本文化の一翼を担うアイドルと呼ばれる若者たちは、ある種の採用試験であるオーディションを通じて加わってくる。そのテストがどのように成立し発展してきたのか、単発的なコンテストから定期開催の『スタ誕』以来の歴史を辿りながら定着するプロセスは、いかにも日本的な試行錯誤の連続だったのがわかる。やがてネット社会の発展すると一方的に供給されるのではなく受け取る側も積極的に参加するようになり、多くの物語を生み出し芸能界の体質まで変化させるにまで至った。ここまで巨大化したオーディションは、社会自体まで変えてしまいそうだ。2025/11/17

読書は人生を明るく照らす灯り

14
📕読んだ理由📕オーディションの中身を知りたくて 📘読んだ感想📘面白かった。紹介していたサバイバルオーディションを見たくなる 📗読んだ後の行動📗サバイバルオーディションを見る 2025/11/07

スプリント

7
取り上げられているオーディションだと、 ASAYAN、イカ天がリアタイだったので懐かしさとともに楽しめた。2025/12/14

ぷほは

6
テレビ研究の文脈では「受動的な存在としての視聴者から能動性を発揮するオーディエンスへ」という流れが存在し、それをネットユーザー同士の参加型文化へ応用したのがジェンキンスだった。しかし本書が目指すのは「オーディション」という対象の社会現象化であり、国内の『スター誕生!』からタイプロに至る歴史的経緯から、K-POPや中国、アメリカ、イギリスとグローバルな展開の比較など、非常に網羅的になっている。巻末の各国番組年表は史料価値が非常に高い。また制作・製作・出演サイドの証言インタビューも必読の内容が多数あった。2025/09/22

ゼロ投資大学

2
アイドルの世界では常日頃オーディションが開催されている。AKBなどは投票選抜戦を毎年のように開催し、ファンが推しのアイドルを応援できる下地を作った。2025/10/01

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