角川ソフィア文庫<br> 怪談 決定版

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角川ソフィア文庫
怪談 決定版

  • ISBN:9784044008567

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内容説明

妻セツの語りに魅了され、日本の古い伝承物語を叙情溢れる筆致で語り直したハーンの再話文学。最も代表的な『怪談』完訳に、『骨董』『霊の日本』等から集めた主な怪奇譚60篇超を詩情豊かな訳で贈る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

TakaUP48

67
「耳なし芳一」は秀作だ!半盲で聴覚の人・ハーンと芳一は重なっているのか。「食人鬼」、僧侶の出会った話「ろくろ首」、のっぺらぼうの「むじな」は結構怖い。胡蝶の夢か「安芸之介の夢」。だらしのない姫と爪楊枝は予想外の組合せの「ちんちん小袴」。朝ドラの片言日本語のハーンと違い、繊細で綺麗な文章を書いていたよう…。「再話文学」以外では、「虫の研究」で無私の力で働く蟻は素晴らしいと蟻礼賛の一文。東京移住後の夏休みは、焼津暮らし。精霊流しを泳いで追いかけた話が面白かったが、「お盆には泳ぐな」の故人の言葉を思い出した。2026/03/03

ポチ

42
怪談2冊目。図書館にリクエストしたら間違ってこれになってしまったが、65篇も収録されておりとても楽しめました。2026/01/12

きゃれら

15
朝ドラ「ばけばけ」に釣られ、未読だった小泉八雲に挑む。「耳なし芳一」がやっぱりいちばんの傑作のようだ。あとは「耳なし」ほど怖くない。小さいお話の集積で、男女の恋沙汰はちょっと千一夜物語に似てなくもない。そういえば、子供の頃を思い出すエッセイに千一夜物語は出てくる。子供の記憶では、キリスト教のホラーさが書かれているのは、お?と思った。キリスト教圏生まれの人が書いているところは新鮮だ。ドラマの参考書なので、おトキさん(セツさん)がヘブン(ヘルン)先生にどんなふうに語っていたのか想像しながら読むのが楽しかった。2025/12/12

kazu4

5
『ばけばけ』の影響で読んだが。ラフカディオハーンの造詣の深さに驚きです。2026/02/05

せせらぎ

2
子どもの頃から昔話が好きだった。その中でも怖くて仕方ないのについつい読んでしまう怪談が好きだった。この本も怪談目当てだった。小泉八雲にはあまり興味はなかった。しかしこれは小泉八雲の本だった。彼はただ怪談を集めただけではなく、日本的仏教的視点からそれを愛でていた。それは彼の幼少時代の怪異体験が始まりだった。彼自身も怪談の体験者だった。ゴシック教会に慄き悪魔に祈り異教徒を美しいと思った少年は日本で怪談に出会った。 長い物語を読んだような読後感だ。 九州の土地柄が出雲に比べて粗野で殺伐として幻滅したのは笑った。2026/02/26

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