新潮新書<br> 「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

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「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)

  • 著者名:三宅香帆【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 新潮社(2025/09発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106111013

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内容説明

「とっさに言葉が出てこない」「アイスブレイク的な雑談が苦手」「飲み会で昔の話ばかりする大人になりたくない」……そんな時、話題の本や漫画、最新の映画やドラマについて魅力的に語れる人は強い。社会や人生の「ネタバレ」が詰まったエンタメは、多くの人の興味も引く。ただ、作品を読み解き、その面白さを伝えるには、実は「コツ」がある。気鋭の文芸評論家が自ら実践する「『鑑賞』の技術」を徹底解説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

120
タイトルに対する答えは、ざっくりいうと「作品を鑑賞することで話のネタを仕込む」。その実践として著者が文芸誌やnoteで公開している書評を転載している。というよりむしろこれは書評集といったほうが正しい。本にするにあたり一つにくくる目的で第一章を取ってつけた感がある。タイトル詐欺に近いものがあるけれど、ただ、純粋に書評として読めば、誰もが聞いたことがある話題作を題材に、難しすぎない言葉で時代や流行を分析していて、なるほどこれが人に興味を持ってもらえる話題の提供の仕方かと納得した。2025/10/08

KAZOO

112
この方の本は1冊読んでいますが、最近読書関連の本を続けて出されているようです。この本もその系列で読書によって話し上手なノウハウを手に入れるための工夫といったものが語られています。第一部が「技術解説編」ということで5つのポイントを示されています。第2部は「応用実践編」ということで最近の様々な本を紹介されています。ただ私にはあまりなじみのない本ばかりで若い人向きのものが多いようでした。ただSFの紹介のところでは「三体」と「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が紹介されていて楽しめました。2025/12/11

imakiraku

69
話のネタにするための5つの仕込みがあり、それらをアウトプットすることによって会話は広がっていく(話が面白い人)という本だと思うのですが、「他の作品との比較」に新しい発見(学び)がありました。とは言っても読書歴も長くなく、何千冊も読んでいないので比較する作品が浮かばなかったり(笑) 作品の紹介本としても楽しく読ませて頂きました。2025/09/28

T2y@

43
読み応えがあり、付箋の数は膨大になった。しかし、いざ感想を書こうとすると本書の魅力を言語化できず、己のアウトプット能力(修行)不足を余計に痛感。 とりあえずこれを読んで、「成瀬は天下を…」 が評価された 理由がやっと腹落ちした。2025/10/30

d3

38
刺さるタイトルを連発する三宅香帆氏は、本作でもそそられる提言をくれた。表題に「話が面白い人は~」と持ってきて、内容はさまざまな作品に触れた著者が書いてきた自身のレビュー群。大胆なようでもあるが、それが面白い。 面白い話には蓄積が大事。しかし、ただ消費するだけではいけない。まず自分が面白がらないと。本書では、面白がるとっかかりとなる切り口の例を挙げながら、応用実践した文章を読ませてくれる。 氏の著作でいつも感じるのは、「タイトルと思っていたのと違う、でも面白い」だ。さて、どの切り口で語れるだろうか。2025/11/10

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