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内容説明
福岡県警VS工藤會
情報収集、駆け引き、交渉 etc.
武闘派に頭脳で迫った
歴史的闘いの全貌全国の指定暴力団の中で、唯一、特定危険指定暴力団に指定された、北九州を拠点とする工藤會。
一般市民、事業者への襲撃を繰り返すこの凶悪な組織と対決してきた福岡県警は、「工藤會頂上作戦」で、戦術的にも戦略的にも大きな成果を収めた。
その背景には、従来イメージされてきた武闘的対決ではなく、インテリジェンスの収集、分析、それに基づく戦略的対策という試みがあった。
工藤會対策に従事した福岡県警元刑事が、これまで明かされなかった戦いの裏側と、道半ばの暴力団壊滅への思いを綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kolon
4
日本で1番危なかったと言っていい北九州市に巣食う工藤會との攻防を題材に、警察捜査とインテリジェンスの有り様を解説した本だ。 現在、工藤會は本部建物も解体され、主要幹部は獄中におり、以前のような組織力はない。 暴力団対策法の成果だろうが、暴力団員として生きてゆくのはかなり難しい時代でもある。 それでも暴力団員らの情報収集は必要で、本書ではその難しさに言及している。 2025/12/05
godbo
2
暴力団は義理や筋といったイメージもあったが、一般市民を巻き込みながら責任を引き受けない、その実像を改めて突きつけられた。捜査は淡々としているが、それは感情を排した結果ではなく、法と証拠という限られた操作方法の中で進めざるを得ない現場の厳しさでもある。暴力団には法の網がかかる一方、半グレへの対策が追いついていない現実も浮かぶ。犯罪には厳しく、社会復帰には寛容であること。反社会的存在を英雄視せず、市民として安全で安心できる街をつくる側に立ち続けたいと感じた。2026/01/02
たかひろ
1
福岡県警の元警察官による、暴力団捜査における情報収集について述べた本。警察官の情報収集マニュアルという趣の本。工藤會の実際の事件をもとにどう捜査したか情報収集したかが具体的に記されている。2025/10/10
ほととぎす@nekohototogisu
1
元警察官による暴力団捜査の体験談、捜査手法の解説書兼啓蒙書という感じの本。所々熱い思いがほとばしる中々の良書でした。2025/08/31
おだんごスプリング
1
書けること書けないことがあることは理解しつつ、インテリジェンスに関する深い考察や解釈を求めて読むと、ちょっと違ったかもとなるかもしれません。このタイトルであればもう少し踏み込んだ話や考察がほしかったと感じた。ご経験と絡めた話はもちろん出てくるのだが、感想や体験にとどまっている印象があると共に、抽象度が高めで、もの足りず。(報道対策にしてもしかり)暴力団捜査に関するほかの著書を読んだ方がよかったかもしれない。最後の章は興味深かったです。なお、本誌を通して著者の謙虚で誠実なお人柄は感じました。2025/08/10




