内容説明
『組織』を追う王都への道中に立ちはだかったカルマを撃破したエルメス陣営。
一方のクロノは、既に世界を滅亡へと導く創世魔法の発動に成功していた。
しかし、依然策があるというローズの指示で、エルメス陣営はそれぞれの相手の下へと散らばっていく。エルメスとラプラス、ライラとオルテシア、そしてカティアとユルゲン。想いと想いが衝突する最終決戦が、ついに幕を開ける――！
さらに、この最大の戦いは様々な真実に迫っていくことになる。血統魔法とは。創世魔法とは。『巫女』と『神の依代』とは。そして全ては繋がっていく――
無才の少年が世界の常識を覆す最強魔法譚、堂々完結の第９巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
44
第三章完結。 エルメス擁するリリアーナ陣営と王国を根底から覆そうとする組織の対決はまさに激闘。 因縁の相手との互いに譲れないもののぶつかり合いはもちろん、その中での対話がより熱くしてしていて。ただ、ここで創世魔法の成り立ちに関わるキャラを出すのは雑音に感じたかな。とは言え第四章はスケールが大きくなりそうで楽しみです。2025/08/02
よっち
24
『組織』を追う王都への道中に立ちはだかったカルマを撃破したエルメス陣営。一方のクロノは、既に世界を滅亡へと導く創世魔法の発動に成功する第9弾。しかし、依然策があるというローズの指示で、オルテシアとの姉妹対決とライラとの親子の絆、カティアとユルゲンの親子対決といった因縁の決着、そしてエルメスとラプラスの再戦。クロノも交えた両陣営が死力を尽くす総力戦が意外な展開をもたらす中、血統魔法や創世魔法を巡る真実が明らかになっていきましたけど、全てが繋がっていく最終決戦を乗り越えてみせたその結末はなかなか良かったです。2025/07/26
