内容説明
「ヘレーは、逃亡の際に、何の罪もない一人の人間を殺めている」――剣士オーリと魔術師モウルによってもたらされた、師匠であり父親代わりであったヘレーの衝撃の過去。少女ウネンはショックを受けながらも、地図製作の知識を買われ王の補佐官助手となる。便乗したオーリとモウルも王城に入り、三人は王女の避暑行きに随行することになった。そして訪れた高原の町の食堂で、講談師タセイからヘレーの行方の手掛かりを聞き出すことに成功。さらにウネンは、タセイが語る書庫の魔女と森の賢者の物語に興味を示すのだが、オーリとモウルは不機嫌顔で――オーリとモウルがウネンを護衛する本当の理由、ウネンの生い立ちとヘレーとの切ない出会い……次々と明らかになる事実からますます目が離せない、壮大なる冒険譚の第二巻!
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