10人の英傑が「この国」を変えた 大転換の日本史

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10人の英傑が「この国」を変えた 大転換の日本史

  • 著者名:出口治明
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • PHP研究所(2025/07発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569858739

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内容説明

今の日本の生みの親は持統天皇、阿部正弘の「開国・富国・強兵」構想とそれを実行した大久保利通、戦争に負けて外交で勝った吉田茂……だから、歴史は面白い! 歴史の流れを振り返ると、多くの国に大転換が訪れる歴史の曲がり角がありました。そしてその曲がり角に立っていた人物が、どの国にも存在しました。日本におけるそのような人物として次の十名を選びました。蘇我馬子、持統天皇、藤原良房、白河法皇、平清盛、足利義満、織田信長、阿部正弘、大久保利通、吉田茂(豊臣秀吉を入れるかどうか、ずいぶん悩みました)。日本史の世界は近年になって、多くの新資料の発見や新たな発掘調査もあって、歴史的な事件や登場人物について、その評価が変化しています。そのような研究結果も検証しつつ選択した十名です。さらに、次の諸点も考慮に入れながらの人選でした。1 世界に対して広い視野を持っていたか、2 経済を重視する姿勢を持っていたか、3 その上でリーダーとしての手腕はどうであったか。以上の三点です。お読みいただいて、現代の世界のリーダーたちや、日本の政治家たちを見つめなおしていただく、機会になれば幸いです。(本書「はじめに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

94
博覧強記の出口さんが選んだ日本史の英傑十名を中心に、「この国」の転換期の歴史が生き生きと語られる。選ばれたのは、蘇我馬子/持統天皇/藤原良房/白河法皇/平清盛/足利義満/織田信長/阿部正弘/大久保利通/吉田茂。清盛/義満/信長/大久保/吉田の五名は無条件に納得だが、残りの五人の人選は捻っている。なぜ藤原不比等ではなく蘇我馬子なのか、江戸時代で一人上げると阿部正弘なのかと訝りつつ読むも、出口さんの意図は十分に理解できた。更に、摂関政治を切り拓いた人物として藤原良房の人選はなるほどと思うが、白河法皇は……。2025/06/01

すうさん

4
出口治明さんの479ページ2,640円の第一版を購入。エポックメーキングな人物、蘇我馬子、持統天皇、藤原良房、白川法皇、平清盛、足利義満、織田信長、阿部正弘、大久保利通、吉田茂が日本の歴史にとってどんな意味があったのか解説。ある意味歴史の通史のように日本史に一本の心棒を通してくれた。歴史の転換とはその時代の常識慣例ではなくある特定の人物が新たな道を通したこと。その道は光となり後世まで大きな影響を与えた。本当の意味で歴史になお残すということである。今後の未来を予測する鍵はこの本にあるといっても過言ではない。2025/05/06

モビエイト

3
蘇我馬子から吉田茂まで、そこまで影響力があったとはと思う人もいたので、これからその人物の本も読んでいこうと思いました。2025/07/20

Yasuhiko

1
蘇我馬子から吉田茂まで、日本史の転換期に活躍した10人を選んだ一冊。著者の歴史観には今回も納得させられる場面が多い。 鎌倉幕府の成立も、実は平清盛が描いたグランドデザインがあったからこそ。同じことは織田信長から豊臣・徳川政権にも言える(もっとも信長も三好長慶の政策を踏襲している)。 幕末では、開国を決断し富国強兵を進めた阿部正弘を最も高く評価。その方針は明治政府に引き継がれた。 最後に吉田茂。彼の日米重視、軽武装、経済優先の姿勢は戦後の発展につながり、今も日本に受け継がれている。2025/08/11

KTakahashi

1
よみきったぁ2025/06/15

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