出版社内容情報
異なる文化的背景をもつ集団が抱える問題や価値観を、安易にその文化の特徴としてしまうことなく、文化的要因と他のアイデンティティ要因との相互作用として多面的に理解するために有効な研究プロセスを、実際の調査研究に即して懇切に紹介。
内容説明
問題を改善するより良い知識をもたらす文化に適切に配慮した調査とは?異なる文化的背景をもつ集団が抱える問題や価値観を、安易にその文化の特徴としてしまうことなく、文化的要因と他のアイデンティティ要因との相互作用として多面的に理解するために有効な研究プロセスを、実際の調査研究に即して懇切に解説。ソーシャルワーク研究者のためのポケットガイド、第二弾!
目次
第1章 はじめに
第2章 混合研究法の実施―アメリカ合衆国先住民の例
第3章 人口集団に基づく大規模な標本調査の実施
第4章 縦断的調査の実施
第5章 コミュニティにおける実験デザインの使用
第6章 コミュニティに基づく参加型調査の実施
第7章 まとめとして
著者等紹介
デルヴァ,ジョルジ[デルヴァ,ジョルジ] [Delva,Jorge]
ボストン大学ソーシャルワーク学部長。ソーシャルワークと健康のイノベーションセンター(Center for Innovation in Social Work & Health)所長でポール・ファーマー教授
アレン・ミアーズ,ポーラ[アレンミアーズ,ポーラ] [Allen‐Meares,Paula]
元イリノイ大学学長(2009~2015)
モンパー,サンドラ・L.[モンパー,サンドラL.] [Momper,Sandra L.]
ミシガン大学ソーシャルワーク学部准教授
森木美恵[モリキヨシエ]
国際基督教大学上級准教授。1974年、広島県生まれ。1997年3月、東京女子大学現代文化学部地域文化学科卒業。1999年にペンシルバニア州立大学で修士号(人類学&人口学)取得の後、2007年に同大学で博士号(人類学&人口学、Ph.D.)取得。日本大学人口研究所を経て、2009年4月より国際基督教大学准教授。2016年4月から現職。人口人類学が専門。出生率などの人口動態と人びとの価値観の相互作用を研究テーマにタイ、ラオス、日本をフィールドとする
米田亮太[ヨネダリョウタ]
共同通信社編集局文化部記者。1987年、三重県生まれ。2012年3月、国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。2014年3月、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻修士号取得退学。同年4月に共同通信社入社。仙台支社、山形支局、宮崎支局を経て、2020年7月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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