内容説明
ノンフィクション連載を担当する東日新聞の高岡。彼は、30年以上前に発生した未解決の女児誘拐事件を調べるうちに、当時の県警の不可解な動きを知ることになり……。記者の視点から警察に鋭く切り込むサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
517
「未解決の女児誘拐事件」ということで、アノ事件かなと思ったがそれとは関係なかったらしい。いずれにせよ子どもが犠牲になるのは読んでいて心苦しくなる。時効になったそんなケースを追うことになった中堅新聞記者の高岡。新聞社内の構造、日々新聞を刊行するための闘い、地元警察との連携、そして業界全体の未来への不安。どれも元記者だった著者だからこそ書けたリアリティ。読みながら脳内では高岡は(若き頃の)堂場さんご本人だった。 2026/02/16
starbro
215
堂場 瞬一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。朝日新聞出版刊だけに、モデルは朝日新聞社会部記者でしょうか❓ 未解決事件を掘り下げていくと、色んな事実が判明しそうです。私の地元新潟が舞台の一部で、親近感が湧きました。 https://publications.asahi.com/product/25390.html2025/08/08
旅するランナー
206
新聞記者の残影。未解決事件の真相の連載を始めた東日新聞の高岡記者が主人公。30年以上前の女児誘拐事件を調べるうちに見えてくる真実の幻影。群馬·新潟·長野へと転戦して事件の裏側が明らかになるストーリーが面白い。警視庁追跡捜査係の新聞記者版。今でもこのような熱い正義感を持った記者さんが残っているのだろうか。2025/06/08
いつでも母さん
148
32年前に誘拐された少女・里香ちゃん事件の真相が明らかになった。未解決事件を追う新聞記者・高岡とその周辺の人間模様についつい引き込まれて一気読み。惜しむらくは最後、里香ちゃん(遺体)の捜索・・そこだけ。久しぶりな感じの堂場さんの社会派サスペンスは、期待を裏切らない面白さだった。タイトルも好みだ。2025/05/27
となりのトウシロウ
114
過去の未解決事件にスポットを当てた東日新聞の連載で、社会部の高岡が担当するのは32年前に起きた女児誘拐事件。身代金は奪われ女児の行方は未だに不明。高岡が関係者に取材を試みるも被害者家族からは冷たくあしらわれ、警察も全く口を割らない。そんな中、少しづつ突破口があらわれて・・・30年という時間が立ち塞がりジリジリする前半の展開から一気にテンポが上がり動きだすというストーリ展開に引っ張り込まれる。ただ、伏線というには大き過ぎて否が応でもラストが透けて見えてしまって、意外感もなく読了。もう一捻り欲しいところ。2025/10/12
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