内容説明
ノンフィクション連載を担当する東日新聞の高岡。彼は、30年以上前に発生した未解決の女児誘拐事件を調べるうちに、当時の県警の不可解な動きを知ることになり……。記者の視点から警察に鋭く切り込むサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
523
「未解決の女児誘拐事件」ということで、アノ事件かなと思ったがそれとは関係なかったらしい。いずれにせよ子どもが犠牲になるのは読んでいて心苦しくなる。時効になったそんなケースを追うことになった中堅新聞記者の高岡。新聞社内の構造、日々新聞を刊行するための闘い、地元警察との連携、そして業界全体の未来への不安。どれも元記者だった著者だからこそ書けたリアリティ。読みながら脳内では高岡は(若き頃の)堂場さんご本人だった。 2026/02/16
starbro
220
堂場 瞬一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。朝日新聞出版刊だけに、モデルは朝日新聞社会部記者でしょうか❓ 未解決事件を掘り下げていくと、色んな事実が判明しそうです。私の地元新潟が舞台の一部で、親近感が湧きました。 https://publications.asahi.com/product/25390.html2025/08/08
旅するランナー
208
新聞記者の残影。未解決事件の真相の連載を始めた東日新聞の高岡記者が主人公。30年以上前の女児誘拐事件を調べるうちに見えてくる真実の幻影。群馬·新潟·長野へと転戦して事件の裏側が明らかになるストーリーが面白い。警視庁追跡捜査係の新聞記者版。今でもこのような熱い正義感を持った記者さんが残っているのだろうか。2025/06/08
いつでも母さん
149
32年前に誘拐された少女・里香ちゃん事件の真相が明らかになった。未解決事件を追う新聞記者・高岡とその周辺の人間模様についつい引き込まれて一気読み。惜しむらくは最後、里香ちゃん(遺体)の捜索・・そこだけ。久しぶりな感じの堂場さんの社会派サスペンスは、期待を裏切らない面白さだった。タイトルも好みだ。2025/05/27
タックン
124
最近読んだ(暗黒の彼方)と同じ新聞社の社会部が舞台。(真実の幻影)っていう特集記事でコンビの若手記者嶋の発案で時効が成立した未解決誘拐事件を追うことになった遊軍記者高岡。30年以上の前の事件なので取材は難航する。しかし嶋は取材データを流出して取材から外れるは、被害者家族への取材は甘いはで、これが東野圭吾さんなら被害者も描いて濃厚なミステリーになるだろうなあって思って読み進めていったら、後半に一気に話が進んでその2つの疑問は伏線かと納得したし素晴らしい展開だった。でも最後の記事はあっさりし過ぎてて拍子抜け。2026/08/29




