出版社内容情報
女御を狙う恐ろしい妖馬を操っているのは、夏樹が出逢った武士・久継だった。正体を探るため、一条と夏樹は太宰府へ向かうが......。
内容説明
怪馬との戦いの中、思わぬ方向から飛んできた矢によって重傷を負った一条。師匠の権博士や馬頭鬼のあおえも駆けつけるが、一条の魂は迎えに来た獄卒によって冥府へと連れ去られてしまう。このまま一条の死を受け入れるしかないのか…。人はいつか死ぬものだと言う権博士たちだが、諦めることが出来ない夏樹は、決意を胸に、冥府へと繋がる六道珍皇寺へと向かう―!平安怪異譚、怒涛の展開!
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年生まれ。91年『闇に歌えば』でデビュー。瀬川ことび名義での著書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momi
38
待ちに待ったシリーズ第8弾!前作のラストが衝撃すぎて驚いたのですが…今回その衝撃の続きです!!まっすぐで何事も諦めない「夏樹」がさらに好感度アップの巻ですが…ますます不穏な空気に包まれてきました!あの人物は過去に何があったのでしょうか!?佳境も佳境ッ〜クライマックス!!早く次が読みたいです!2021/07/29
ゆなほし
34
シリーズ8作目。一条を諦めきれない夏樹は、決意を胸に冥府へと繋がる六道珍皇寺へと向かう-。前巻から引き続き空蝉挽歌の<中>。なんだかんだ喧嘩しながらも、一条の為に冥府まで向かう夏樹の熱い友情にグッとくる。やや恐ろしい場面もあり、読後は表紙絵がまた違った雰囲気を纏う。いつもの一条がいない分、どこか寂しさを感じてしまうが、立て続けに怪異や、夏樹の気になるあの人物に関する事件が起きて、怒涛の展開にあっという間に頁を捲った。誰がどの意図で何故…と考察が止まらない。果たして一条は元に戻るのか。すぐに後編へ。2022/01/28
tomtom
16
なんかあっさり一条が生き返ったのは嬉しいようなつまらないように感じてモヤモヤ。久継がただのいい人でなくて残念。あおえが少ししか出てこなかったけど、午頭鬼と変装してついてきているのは楽しそう。2023/05/22
きょん
14
まさか本当に一条が死んでしまうとは驚きました。振り返ってはいけないのに振り返ってしまう黄泉比良坂のエピソードは、今後の一条にどうかかわっていくんだろうか。藤原久継のサイコパスっぷりが恐ろしいんだけど、彼の過去にいったい何があったのだろうか。2021/11/11
Hugo Grove
9
読了2022/01/14
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- 和書
- ソーシャル無法地帯