内容説明
40年にわたるスパイの友情を描く巨匠の名作
ヴェトナム戦争からプラハの春、ベルリンの壁崩壊と冷戦の終結、そしてイラク戦争へ……。世界に翻弄された2人のスパイの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
春風
7
時間と空間と現実と幻想とを自在に、そして迂遠に描いていくのがル・カレの小説の特徴かと思う。しかしながら本作では、ほとんど主人公マンディの一人称という体裁を採っており、他の作品とはまた違った味わいのある作品であった。最終章はル・カレらしくないと感じたが、作品の成立背景が解説で説かれており納得。冷戦終結後の世代の自分としては、冷戦時代の作品は歴史小説に似た趣にも受け止められるのであるが、本作では9.11後の時代までを描いており、巨匠にして際どい展開を名指しで繰り広げたリアルタイム感とその気概に唸らされた。2025/10/01
がんこおやじ
1
この本は私はダメ。全く面白くなかったし、主人公が何を考えているか分からないまま終わった。スパイ小説の大家のはずだが、このクォリティは私はダメ。2025/09/07




