灰仭巫覡（４）

著者名：大暮維人【著】

講談社（2025/05発売）

• ISBN：9784065393536

内容説明

「夜」。それはかつて天災と呼ばれていたもの。人智を超えた災害の襲来に対し、少年たちはただひたすらに舞う。神々の力を借りる為、「夜」の怒りを鎮める為、そしてこの世界を救う為――。日本の田舎町に住む少年・仭は、「夜」により故郷を追われた英国軍人・ガオと出会う。自然に囲まれたのどかな町で、仲間たちと青春を過ごす二人。しかしそんな彼らの下に、再び「夜」が襲い来て……!? 漫画の常識を覆すファンタジー巨編開幕！

“火の粉”。火遊び大好き、不死身のクソガキ。
地場結界の張られたバスの中で起こった英国軍人焼死事件。それをテロと判断したガオは大規模結界を張られるリスクをなくすため、操車場のバスをことごとく焼き払う。さらに疑惑の目を担任教師・平野と友人・コージに向けるのだが……。二人を取り囲んだその最中、無警戒にも侵入を許した“火の粉”の群れの襲撃を受けることに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

化物語から、良い意味で受け継いでますね〜。“火の粉”たちの腕白ぶり、卒倒しそうです。今回は表紙を飾る平野先生、もっと活躍を！となりますが、とにかくあの女神・木花咲耶姫さまに全てを持っていかれた・・・。

2025/05/30

[毎日が日曜日]

★★★

2025/05/18

[真霜]

怪しげな地場結界で起きた事件を早急に解決しようと、全てを焼き払ったガオ。まだ青いその判断に揺れる心、そして襲いかかる"火の粉"。地場結界のエキスパートな担任・平野の存在感も発揮される此度の神への舞。自分自身の在り方について迷うガオに応えようと、火の中で己への危険を晒し軽やかに拍を打つ仭の姿が印象的でした。ひとつ、もひとつと手を叩くごとに繋がってゆく人々の輪がとても清々しかったです。想いが届いたのちに現れた"火の粉"の"親"がまた強烈で、クスリと笑える部分をちゃんと出してくれるのが良かったです。

2025/06/04

[金色]

世界観を理解するのに時間がかかった。女子が可愛いのは大事だ!

2025/07/26