灰仭巫覡（１）

著者名：大暮維人【著】

講談社（2024/08発売）

• ISBN：9784065365359

内容説明

【無料試し読み閲覧期間2025/8/26～2025/9/2】
「夜」。それはかつて天災と呼ばれていたもの。人智を超えた災害の襲来に対し、少年たちはただひたすらに舞う。神々の力を借りる為、「夜」の怒りを鎮める為、そしてこの世界を救う為――。日本の田舎町に住む少年・仭は、「夜」により故郷を追われた英国軍人・ガオと出会う。自然に囲まれたのどかな町で、仲間たちと青春を過ごす二人。しかしそんな彼らの下に、再び「夜」が襲い来て……!? 漫画の常識を覆すファンタジー巨編開幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゼロ]

大暮維人氏の最新作。1話目から風呂敷を広げたものを提示され、双頭の少女をヒロインにし、圧倒的な画力で読者を捩じ伏せてくるため、人を選ぶ作品であることには間違いありません。大英帝国と日本の人間が、天災と呼ばれた”夜”と戦う青春オカルティックバトルマンガなのでしょうか？1巻だけを読むと、こんな世界観で、こんな登場人物がいますよ、と紹介するだけで、散りばめられた謎は不明。また歴代の作品を考えると、これらの謎が回収されるかも謎。テーマとして、自然災害や伝承を取り入れて、好きなことをやってる感じでした。

2025/08/16

[眠る山猫屋]

大暮維人の画力に酔え。自然災害が“夜”と呼ばれる怪異的な存在になってしまった世界。おそらく一度は滅び、さらに“夜”に脅かされ細々と生き延びている人々。イギリスから東方の果てに逃げ延びたガオ、そして出会った仭。強い信頼に結ばれた二人の少年たちが“夜”に立ち向かう術は巫覡。舞うように力を引き出し、異敵を迎え討つ。双頭の少女が普通に暮らしていたりする異世界感、どう料理していくのか。ガオを許し認めている仭の過去は重い。

2025/02/12

[トラシショウ。]

「──でもコイツは、昔。「ヤロカの夜」から里を守れなかった役立たずなんだろ・だからそんなクソ神を・僕が役立たせてやる」。積読消化。台風や洪水などの天災が人知を超えた脅威「夜」として猛威を奮う世界の日本。「祟り刀の巫覡(パイロット)」である少年・仭は異国の軍人にして友・ガオと共に彼らを鎮め、或いは討ち滅ぼす為の「神楽」を舞う。超絶画力の描き手の作者の新作は、久々に原作無しの独特かつ極めて難解な世界観で送るオカルトアクション。いやヒロインの造形余りにも特殊性癖が過ぎんかコレ(笑)(以下コメ欄に余談)。

2024/12/05

[garth]

『異形の愛』みたいな双頭美少女が出てくると言うので読んでみたのだが、ここまでは何ひとつわからず。双頭美少女ブームになるといいなあ。

2024/08/31

[毎日が日曜日]

★★★

2024/08/18