内容説明
郷土料理からB級グルメ、銘菓まで、全国的に有名な食べ物を取り上げ、それらが生まれた背景を明らかにする一冊。
ご当地グルメの誕生には、その土地の風土や歴史、文化、人々の暮らしが関わっています。地域の地理的条件から生まれ古くから食べられているものもあれば、ごく最近に街おこしの一環で生まれた一品もあります。本書では旅好きの地理教師が、全国各地の伝統的な郷土料理、ラーメン・うどん・そば、人気B級グルメ、銘菓や土産物、有名・定番の一品の誕生のいきさつに迫ります。
各地域の名物はいかにして生まれ、どのように根付いて地域を代表する食べ物になっていったのか。旅好きの地理教師が探る、ご当地グルメ誕生の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訪問者
3
各地のご当地グルメが豊富な写真で紹介されている。どれもたいへん美味しそう。2025/06/21
助作
2
ついついこの手の本に手を伸ばしてしまう。読んだだけで行った気にもなるし食べた気にもなれてしまう。我ながらなかなかお手軽。食べる方ではハントンライス、ボルガライス、読む方では崎陽軒のシュウマイの話なんかが気になった。2025/07/12
あきこ
1
私は「旅と歴史好き」だが、本書はあまり響かなかったな。2025/07/15
Go Extreme
1
黒いおでん 甘い雑煮 硬くて青竹打ち麺 白濁した豚骨スープ 朝ラー文化 国体がきっかけの全国普及 寿司という縁起担ぎの当て字 戦後の食糧難からの誕生 江戸っ子に合う立ち食い文化 明治時代の脚気予防カレー 青のりと出汁粉のトッピング 発注ミスから生まれた味噌カツ たらいで食べる木こりうどん 一本釣りの面買い取引 比内地鶏という日本三大美味鶏 手作り国産豚肉百パーセント 串に刺さった全ての具材 どんどん掛け声のわんこそば 幅広太麺を野菜と味噌で煮込み 芋名月という古い風習 川港での船頭たちの退屴しのぎ2025/05/12
アヴィ
0
数あるご当地グルメの誕生の経緯や、現代に至る人気の秘密などが語られる。北海道のジンギスカン鍋がモンゴル発祥ではなく、逆に祖国の英雄の名前が料理名に使われていると不興を買うというのも納得。他にも鍋料理からスイーツ、家庭料理など知られざる蘊蓄も大量に出てくる。トルコライスのように未だ命名が謎のままというのも面白い。海軍から海上自衛隊に伝わる金曜カレーの理由も確かに言われてみれば。あらゆる物の誕生には秘密がある。2025/06/30
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