創元推理文庫<br> 雪山書店と愛書家殺し

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創元推理文庫
雪山書店と愛書家殺し

  • ISBN:9784488234058

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内容説明

美しい雪山の書店、ブック・シャレーを切り盛りするエリーと姉のメグは、いとこが始めた結婚仲介業のモニターをしぶしぶ引き受けることになった。本好きと本好きを、本の好みをもとに結びつける――そんな趣向の図書館デートの翌日、火かき棒で殴り殺されたメグのデート相手が発見される。事件前夜、被害者宅を訪ねたメグに疑いの目が注がれるなか、麓の劇場では第二の事件が起き……。手がかりは、現場から消えたクリスティの推理劇『ねずみとり』の脚本? 謎と雪が降り積もる書店を舞台に人間関係の糸が絡み合うミステリシリーズ第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

489
一作目がわりと好みだったので楽しみにしていたシリーズ。ミステリ好きの憧れをダイレクトに反映させた設定や、街並みの雰囲気などは◎。キャラクターも面白く文章も軽妙でいい。だがしかし、前作同様に、結局主人公は事件を解決しておらず、最後の方で勝手に犯人が馬脚をあらわすだけの展開はやや興ざめ。警察の動きもほとんど描かれず、恋愛要員以外の存在意義が皆無に等しい中で、主人公がほぼゴシップ収集だけで新事実にいち早く当たる様子が連続しすぎるのも微妙。被害者の掘り下げも不足しており、ミステリ面の品質向上を求めたいところ。2025/07/20

スイ

13
前作が良かったので、2作目を楽しみにしていた。 もう目次で笑ってしまい、そのまま軽妙な語りを追いかけて作中へ。 楽しかったー! 語り口も好きだし、様々な本への愛がこれでもかと詰め込まれているのも嬉しい。 ブッククラブメンバーの影が薄かったのはちょっと残念だったけれど、パワフルグラニスがたくさん登場してくれたのは嬉しかった。 グラニス好き! でも、事件の真相はちょっと置いて行かれた気持ち。 前作の好きだったところは、真相が判明した瞬間に、時折垣間見えていた犯人の人間性と一致して、ああ!となったところだった。2025/07/19

ごへいもち

12
冗長であまり面白く思えなかった2025/07/20

しのぶ

3
「クリスティ書店の事件簿」シリーズ2作目。前作で(おそらく)一切触れられなかった姉の過去が、一気に開陳。やっぱりいろいろツッコまれたのかなぁ。説明を求められてアレコレ設定を詰めていくうちに、予定してなかった2話目ができたのかもなぁ、などと思わされるような物語でした。今のところつづきはないようだけど、つづけようと思えばつづけられる余地もあり、前作はちょっと首を捻らざるを得なかったけど、今作は次が出るなら読みたいな、とすなおに思える仕上がりでとっても嬉しい。2025/07/12

Abercrombie

3
第二作。やっと読み終わった。退屈だった。やっぱりこの手のコージーは性に合わないと感じた。猫だの、デートだの、お茶会だのどうでもいいよ(それじゃこのシリーズのコンセプトを全否定だ)。さっぱり進まない話にイライラしっぱなし。2025/07/04

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