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内容説明
神保町で暮らし始めて早一年。周囲が動き出す中、一果(イチカ)、二実(ツグミ)、三稔(ミノル)が恋愛に悩み翻弄されながらそれぞれ見つけた大切なものとは――。三姉妹が紡ぐ緩速的(のんびり)群像デイブック、完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なっぱaaua
49
完結。えっ、これで終わりなの。百木田家の三姉妹はそれぞれ何かに一歩進んだ感じだけど、本当にスタートが切れたのは三稔だけかなぁ。冬目景氏の描くキャラが好みだというのに気付いた当作品であったが、内容はどうにもあっさりだったな。神保町が舞台のコミックは多くないので、続いて欲しかったなというのが正直な気持ち。一果と二実の恋の行末も。イラスト集が付いていたのは嬉しいけれどね。次はどんな物語を描くのだろうか。2025/05/20
阿部義彦
31
完結編、昨日発売でした。堪能しました、長さ的にもこの位が良いですね。古書と言うことで興味を持ちましたが、結局3姉妹の恋の行方が中心でしたね。でも全然気にならずに、最後までしっかりと考え抜かれていて、実に良かったです。長女のこじらせぶりが何か実に小説家の綿矢りささんの小説内の登場人物を彷彿とさせ、思わずニヤけてしまいました。冬目さん多分読んでるんじゃないかな、と思いました。次女のツンデレも良いし、三女の直情径行も父親譲りか、楽しませてくれて有難う。久々に後味に気持ち良い余韻を残す終わり方でした。2025/05/20
ぐうぐう
27
以前、せっかく神保町を舞台としているのだから、もっとカルチャーへの言及(本に限らず)があってもいいのに、というようなことをレビューに書いた気がするけれど、完結巻を読んでその考えが間違っていることに気付かされた。そういうところから一歩引いて、三姉妹の日常をゆったりとしたペースで描くことに、冬目景は迷いも揺るぎもなかった。「緩速的群像デイブック」とは、うまい惹句。地味かもしれないけれど、こんな漫画はなかなかない。それこそ緩速的にどんどんと沁みてくる。良作。2025/06/01
まぁみ
21
終わってしまった。三姉妹も取り巻く面々もだぁーい好き。そしてお父さん、やはり娘たちのことをよく分かってらっしゃる。絶妙な距離感と我が子への愛情に感服。人間関係や魁星書房の未来に、希望が膨らむ素敵な終わり方でした。ほっこり。番外編とか読み切り続編とか、描いてくれないかなぁ。会いたいよ、いつかまた。2025/06/26
毎日が日曜日
17
★★★+ 完結。 もう少し続いて欲しかった。2025/05/24