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内容説明
神保町の古書店を引き継ぎ、ディープな街で暮らす三姉妹。次女二実(ツグミ)は客の依頼で、ある画集を探すことになる。それは心ならずも気になってしまう怪しい隣人・梓沢(あずさわ)が探している本と同じ…? 著者の普世久講(ふせひさつぐ)とは何者なのか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dash-Checker
41
一巻はキャラが固まってなかった感があったけど、二巻で払拭された感じ。全員めんどくさい人たちでした。けれどもそれが良い。まともなのは三女のミノルちゃんだけだが、あのこは百合だしなあ。3巻が楽しみです2022/10/21
ぐうぐう
30
それぞれの過去の傷に縛られている三姉妹。それらを解放していくのが隣人・梓沢の役割なのだろう(本人にその意図はないけれど)。そう考えれば、古書とは過去に刊行され、一度は人に渡った本のことだ。読み終われば廃棄されることも多いはずの過去の本が、価値を見い出され、古書店に買われ、そして古書店を訪れた人達によって再び読まれる。終わったこと、変えようのないことと三姉妹が過去のことを決めつけているのであれば、それは間違っている。彼女達のお店に並ぶ古書が、その間違いを証明しているのだから。2022/11/12
イーダ
28
冬目景はこういう話作ると本当に上手いなー!自分が本好きなせいもあるかもしれませんが、世界観に引き込まれてしまう。2023/11/06
水渕成分@小説家になろうカクヨム
27
意地っ張り、思い込みが激しい、繊細でとても傷つきやすい、でも根は凄く優しい。そういう人たちの恋愛を多く含むヒューマンドラマ。2023/08/20
どんぐり@京都の何処かで
27
ザ冬目ワールド、最高です。神保町古書店のあれやこれやと三姉妹の恋愛事情を冬目さんが技術と才能に任せて描き切る、みたいな感じです。すき焼きの回とシトロエンが出てくるところ好きです。あと113頁が秀逸。4コマ、ズームアウト、インの繰り返しなだけ。ツグミちゃんの表情豊かさ、積み重ねられた技術しか感じない。2022/10/26