内容説明
火盗改への返り咲きを目論む旗本の悪だくみ。
隠密長屋の十人は……。
長屋の徳次郎が小姓の時に情を交わした奥女中と再会。
商家の内儀だが知らぬふり。
だが主の博奕で店は火の車。
世直し隠密が内儀を救う!
貧相な幇間が、貸家札も出ていないのに空き店を貸してほしいという。知られてはならない隠密長屋に公儀が探りを? 一方、長屋の徳次郎が、小姓の時に情を交わした奥女中と再会。今は商家の内儀だが、亭主が博奕にのめり込み、商家は火の車。亭主が通う賭場の元火盗改の旗本屋敷には、くだんの幇間も出入りしていて、何やらきな臭い。旗本の悪だくみを阻止できるか!
勘兵衛長屋を調べまわる奴は?
大人気シリーズ第6弾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マカロニ マカロン
18
個人の感想です:A-。第6巻まで進んだこのシリーズもそろそろ転機にさしかかっているようだ。前作ラストで隠密長屋に入居したいと言う人物が現われたが、本作ではその人物(幇間の銀八)が隠密長屋を陰で見張るが、その狙いは何か?彼を陰で操る人物の正体は?「盗っ人長屋」のタイトルの意味は?また本作では小間物屋を装う美男の徳次郎の恋バナもあり楽しめた。火付盗賊改は『鬼平犯科帳』のイメージが強かったが、頭(長官)は1年交替で職位も低かったというのは初めて知った。ラストは思いがけない展開で、次作が楽しみになった2024/11/04
おだまん
10
ストレス解消本となりつつあるこのシリーズ。今回も小気味良いテンポ感でバッサバッサと悪党をやり込める中で心あたたまる人情を挟んでくる時代劇ドラマのような安心感があります。ついにクライマックスですね。2025/06/06
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