内容説明
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歌垣という、古代日本にも存在していた習俗が残る、中国の少数民族の歌世界を取り込みながら、さらに中国の『詩経』や六朝の詩歌なども視野に入れ、『万葉集』を中心に、東アジア古代歌謡の成立に関する諸問題を論じる。人類の歴史とともに存在した「歌謡」の姿を明らかにしようとする。
目次
1 歌垣と恋愛歌謡の形成(かがひと歌垣-東アジアの歌掛け文化
山の歌垣-古代日本と中国を中心に
水辺の歌垣-万葉集の恋歌と七夕歌の形成
海石榴市の歌垣-歌の闘争をめぐって
門前の歌-古代日本と中国を中心に
上巳節-鄭国の民俗及び後世への展開)
2 民間歌謡から詞へ(採桑の文学-神々の授けた恋愛歌
万葉集巻頭歌の形成-中国採桑文学との比較
中国少数民族の通せんぼの習俗と対歌
呉声子夜歌-子夜四時歌の形成
上代日本における「ふり」と「曲」)
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