文春文庫<br> 夏休みの殺し屋

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文春文庫
夏休みの殺し屋

  • 著者名:石持浅海【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2025/04発売)
  • 輝く夏空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/13)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167923532

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内容説明

殺し屋しながら推理します…シリーズ第4弾

奇妙な依頼の数々に、彼らはついつい「推理」をしてしまう……。

殺し屋が日常の謎を解く異色のミステリー短編集。
人気シリーズ第4弾!!

人知れず副業で殺し屋稼業を営む富澤允と鴻池知栄。二人のもとに届く殺害依頼はいつも謎めいている。
畑に人形を埋め続けるターゲット、死体に椿の花を添えて欲しいというオプション、“夏休み”期間限定の殺害──。

【目次】
近くで殺して  
人形を埋める 
残された者たち 
花を手向けて 
夏休みの殺し屋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

58
殺し屋シリーズ4作目。 今作も殺しの依頼を遂行しながらも、気になる点を推理していく。 富澤と鴻池それぞれのエピソードがあるが、2人が全く出て来ずに、殺しの対象の関係者たちの会話で構成されるエピソードもある。 そして2人が別々の依頼を受け持っていたが、それが結ばれていくラストの表題作が一番面白い。 存在は認識していても交わることはないが、いずれ共演することもあるのだろうか。2025/06/16

したっぱ店員

41
殺し屋たちがサクッと仕事をしつつ、背景について考察する湿度の低い短編集、第4弾。今回も二人の殺し屋がやや交錯する話があったり、ちょっと捻った展開があったりと飽きずに楽しかった。このまま出会わずに進んでほしいな。次作も楽しみにして待ちます。2025/04/17

lucifer

34
殺し屋シリーズ4作目。このタイトルならもう少し発売を遅らせて一般的な夏休みに合わせれば良かったんじゃないかな?今回も、いつものように殺される人の謎行動の考察や、変わり種の『残された者たち』のようなものもあり面白い。が、やはりタイトルにもなってる『夏休みの殺し屋』が、思ってたより複雑だしどんでん返しもあったし、ちょっと都合良すぎかと思うとこはあったがそれでも一番面白かった。色々手を考えても、流石に少々マンネリを感じるがやっぱり続きが出たら読んじゃうだろうな。2025/05/13

タケチヨ

30
副業殺し屋シリーズ第4弾。ビジネスライクな二人の殺し屋の短編集。相変わらず殺し屋とその仲間、依頼人など登場人物ほとんどが人を殺める事に対して何の躊躇いもないが、その倫理観皆無な所が本作の魅力かも。シリーズ中によく出てくる『スズメバチ理論』による明確かつ具体的な不利益が生じる状況を推理すれば自ずと真相が解ってくるが、4作目ともなるとなかなか練った内容だった印象がある。最終章で2人の殺し屋が出会いそうで出会わないのは本シリーズのお約束となるのか?2025/04/30

fuku3

28
2025.5.16読了。シリーズ第4弾。益々アブラが乗って来たって感じですね。別々の二組の殺し屋が淡々と仕事をこなし、事後に仕事の依頼人などを推理して行く、5篇の連作短篇。これも一種のお仕事小説と云えるのか⁉︎一番の出来は表題作、ある事件の関係者を殺してくれと二人組の殺し屋、双方に別々の依頼が届く。それを二組とも受ける。そうなると関係者は殆ど死んでしまう。だが一人だけ生き残ったものがいる。全てはコイツの掌の上で踊らされていたのか⁉︎おかしな所やツッコミたくなる所もあるが、倫理観などは無視して読んで下さい!2025/05/16

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