内容説明
いざ、関東大会予選へ。
同好会から、ついに弓道部へ昇格!
三年生になった楓。
善美、カンナら武蔵野西高校(ムサニ)弓道部の仲間たちと最後の大会に挑む。
あの『書店ガール』著者の人気「弓道」青春シリーズ
「ここまで来たら最後はいい射(しゃ)を引きたい」
武蔵野西高校(ムサニ)弓道同好会発足から一年、ついに弓道部への昇格が決まった。
新入部員も集まり、弓道経験者の新たな顧問の先生も加わる。
そして春の関東大会予選、インターハイ予選が近づいてきた。
部長の楓と絶好調の善美たちは、部として迎える最初で最後の戦いに挑む。
青春”弓道”小説シリーズ第4弾!
〈文庫書下ろし〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
101
前作の3作目よりさらに'弓道'感がパワーアップしてます。同好会からめでたく正式な部となった部長「楓」を中心に新たな戦いが幕を開けます。本作の中心はやはりエース「善美」。相変わらずのクールビューティーぶりをいかんなく発揮し、弓道において段違いの成績を残します。新加入した後輩に加え、新入部員も予想以上に加入し、順風満帆にみえた弓道部ですが、これまた新たな苦難が待ち受けています。そんな苦境のなか「楓」はしっかりと成長しており、部長らしくみんなをまとめリードしていきます。次の展開が楽しみなシリーズになりましたね。2025/06/07
寂しがり屋の狼さん
76
武蔵野西高弓道同好会発足から一年、ついに弓道部への昇格が決まった。新入部員も集まり、弓道経験者の新たな顧問の先生も加わる。そして春の関東大会予選、インターハイ予選が近づいてきた。部長の楓と絶好調の善美たちは、部として迎える最初で最後の戦いに挑む。(◕ᴗ◕✿)青春【弓道】小説シリーズ第4弾。2025/08/07
ぼっちゃん
58
関東大会予選は三人立ちだが、関東大会は五人立ちでメンバーが足りなく、1年生から選抜したメンバーを鍛えて加えようとするが、他の1年生からは不満が出るのは必然で、それらを納得させ大会へ。。楓も1年生の不満、新顧問との打ち起こし形式の違いなど、うまくまとめて部長らしくなってきた。新しいキャラもでてきたが、次のインターハイで終わるのかな。2025/03/20
芳樹
56
弓道同好会が弓道部へと昇格し、三年生に進級した楓は部長に就任。輝かしい結果に多くの新入生が入部するけれど、部の運営は順風満帆とはいえなくて…。顧問の交代に部員数の増大でおこるトラブルを抱えながら、関東支部大会の予選に臨む楓たちの奮闘を描く今回。シリーズ当初は入門したてでよちよち歩きだった楓が、この2年間で選手としてだけでなく、一人の人間としても大きく成長したなと感じ、後輩を導く彼女の頼もしい姿に胸がいっぱいです。気になる人物が新たに登場したことが、今後物語の展開にどう影響するか。続きを楽しみにしています。2025/04/16
nemuro
55
極端に遅読な私だが、いつの頃からか“10冊程を同時並行的に読み進める感じの方式”を採用していて、本書の着手時には、①『ブラウン神父の童心』、②『江戸川乱歩傑作選』、③『日美子の琵琶湖・鎌倉殺人事件』、④『神戸、書いてどうなるのか』、⑤『天衣無縫』、⑥『シュガータイム』、⑦『ミッキーマウスの憂鬱』も、一応、読んでいた。①②③とか、いつ頃の着手かの記憶も怪しいのだが(少なくとも諦めてはいない)。そんな読みかけ本7冊を尻目に、何食わぬ顔で一気読み。<青春弓道>シリーズ第4弾。何やら更なる続編も予感させて嬉しい。2025/07/29