内容説明
1日を1章とし、1年366日、古今東西の聖賢の名言を、日々の心の糧となるよう、結集・結晶させた、一大「アンソロジー」。最晩年のトルストイが、序文だけでも100回以上の推敲を重ね、6年の歳月を費やし、心血を注いで完成させた。総勢170名にものぼる聖賢の名言の数々は、まさに「壮観」。トルストイ自身、「自分の著述は忘れ去られても、この書物だけは、きっと人びとの記憶に残るに違いない」と語り、臨終の数日前にも、娘タチヤーナに10月28日の章を読ませて、「みんないい、みんな簡潔でいい……、そうだ、そうだ……」と呟いたという。トルストイを敬愛してやまない訳者の「心訳」による、わが国初の完全訳。下巻は10月から12月までを収録。
目次
十月/十一月/十二月/訳者あとがき/トルストイ略年譜/「一週間の読み物」総目次/主な人名の紹介/典拠(人名・書名)索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
この最終巻は10月から12月までのトルストイが選んだ箴言集と短編が収められています。これで通読したのですが、読んだときは覚えているのですが年をとるとすぐ忘れてしまいます。このような本はもう少し時間をかけて気に入った言葉などを書きだしたり、あるいはパラパラとめくっていくのもいいのでしょうね。来年1月から日にち通りに再読していこうかとも考えています。まあトルストイという人は並大抵の読書家ではなかったということがよくわかりました。2017/10/12
アナクマ
38
トルストイが収集した古今東西の名言集全3作。◉彼に心酔した市井の訳者の、トルストイとの対話の充足感に想いを馳せる。本書は「文読む月日」と「文訳す月日」の、敬虔/静謐なる時間の積層である。その断面に覘く輝石を、ルーペを使って拾い集めるように読み進める。◉(p.492)道徳を説きながら、諸君の義務を家族や祖国の範囲に限る人々は、有害な自己愛を説いているのである。家族や祖国は、さらに大きな円、全人類という円のなかに包含されねばならない。(ヨセフ・マッジニ)2018/12/20
たつや
25
トルストイが、実にありとあらゆる書物を読んで勉強されていたんだなということがわかる本です。そして、道徳心や信仰を貫いていたことに共感できました。「はっ!」っと我に返り、反省し、考え生き方を改めようと決心できる良い本でした。とても、聖書に通じるものを感じました。きっと、トルストイの言うとおりの生き方をすれば良い人生になりそうだなと痛感しました。2016/06/20
joyjoy
16
今年1年をかけて上・中・下巻を読み通すことができて感慨深い。が、何度でも繰り返し読むべき作品。また挑戦しよう。12月分、急ぎ足で読んでしまったが、日々の言葉も、読み物も、心に残るものがたくさんあった。また、トルストイ略年譜も折々の印象深いエピソードが添えられていてとてもよかった。 1833年(5歳)「緑の杖」探しと「蟻の兄弟」ごっこの遊びに熱中する。――このエピソード自体がひとつの物語のようで驚く。「幼年時代」をはじめ、他の作品も読んでみたい。 小宮由さんに、北御門二郎氏に、そしてトルストイに感謝。2025/12/31
エムパンダ
15
古今東西の聖賢の名言を1日1章として366日分集めたアンソロジーの下巻。11/17「過去の思い出に苦しんだり、将来が不安だったりして気が重いときは、人生はもっぱら現在にあることを思い出すがよい。そして汝の全力を現在に注ぐがよい。そうすれば汝の過去に関する苦しみも、将来に対する不安も解消して、汝は自由と歓喜を覚えるに至るであろう」上中下巻を読み通すのに半年かかった。訳者の偉業にも敬意を表したい。2021/07/13
-
- 電子書籍
- 偽装プリンセス~偽りの婚約と真実の愛【…
-
- 電子書籍
- 神血の救世主~0.00000001%を…
-
- 電子書籍
- 殺し屋は今日も冷徹皇帝に愛される【マイ…
-
- 電子書籍
- COMIC MeDu No.006 M…
-
- 電子書籍
- Fate/Grand Order コミ…




