角川文庫<br> 楽園ジューシー

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角川文庫
楽園ジューシー

  • 著者名:坂木司【著者】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • KADOKAWA(2025/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784041149423

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内容説明

ザッくんは5カ国ミックスの大学1年生。中高時代「ザンパ」(残念なパーマ)と呼ばれ、残念なミックスだと自認している。居場所がない日々の中、親友のゴーさん、アマタツとの約束「いつか三人で沖縄へ行こう」が拠り所だ。ある日、沖縄の「ホテルジューシー」でバイトすることに。待ち受けるは美味しい沖縄料理に掴みどころのないオーナー代理、超個性的な宿泊客。ザッくんの新しい旅が始まる。解説・恒川光太郎

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和尚

30
面白かったです。 坂木司さんのホテルジューシーの続編、というかスピンオフと言った方が正しいかも。 自分に自信がなく、居場所を感じられないでいるザッくん。そんな彼が沖縄の裏路地にあるホテルジューシーにアルバイトに行く事に。 その場所で、出会い、感じ、考えたり気づいたり、ザッくんの心の動きがとても良かった。 そしてホテルジューシーの空気感をまた味わえて満足です。 2025/04/01

DONA

21
ざっくんの苦労は想像しかできませんが、見た目でカテゴライズされる痛みはわかります。それをうまく武器に出来たら良いのでしょうが、そううまくやれる人ばかりではないので辛いですね。沖縄で楽しくやれるのかと思えば色んなことがあり、これぞ青春!って感じで胸が苦しくなる場面もありつつ楽しく読めました。2025/08/09

ユメ

17
小・中・高といじめられていたザッくんは、大学の春休みを利用して沖縄のホテルジューシーでバイトをすることになる。あらすじから、沖縄の空気で主人公の傷ついた自己が再生してゆく温かな物語だと安易に想像していたが、実際はほろ苦いお話だった。友達から突きつけられた厳しいメールには、ザッくんの心境を思うとこちらも辛くなる。だが、ザッくんが余生ではなく今を生きるべく成長してゆくためには、必要な言葉だったのだと思いたい。苦い思い出もたくさんできた沖縄に「また必ず行こう」と思えただけでも、彼はきっと変わり始めているはずだ。2025/05/26

くろねこ

12
前作を読んだのが遥か昔すぎて、めちゃくちゃ好きだったこと以外あんまり覚えてなかったけど今回もやっぱり良かった。 日本生まれ日本育ちなのにミックスだというコンプレックスを抱え、周囲に馴染めない主人公ザッくん。 最終的には友人たちにまで突き放されて可哀想すぎたけど、向こうの言い分もまぁわかる。 意外と手厳しくて、上手く行きすぎないのもリアルで良い。2025/05/04

NAOAMI

12
小中高と混血ミックスな見た目とのギャップでいじめられてきたザッくん。低すぎる自己肯定感を癒すのは漸くできた二人の友人との思い出。いつか3人で沖縄、なんて約束に縋って日々バイトと大学とを行き来する。ひょんなことから、ホテルジューシーでバイトするため沖縄へ。でも彼のウジウジは続く。見た目が外国人的だけど日本語オンリーで沖縄知識もゼロベース。オーナー代理の安城さんがゲストが持ち込む謎を鋭く解く展開がなけりゃ読み切れん。すごくゆっくりではあるが、少しずつ自我を作りつつザッくんも成長?したか?多少強くはなったかな。2025/03/09

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