内容説明
グリッドマン ユニバース、完全ノベライズ！
都立ツツジ台高校。
放課後の教室で、響裕太は記憶の中にあるはずのグリッドマンをノートに何度も描いては消していた。かつてこの世界はひとりの少女によって作られ、壊された。その少女の心を救ったのは、異次元からやってきたハイパーエージェント・グリッドマンと、彼女が作った心を持った怪獣、そして裕太たちであった。
2年生に進級し、六花と別のクラスになった裕太は告白を決意する。そんな平和になった世界で過ごす彼らの日常は、轟音と共に崩れ始めた。
裕太に訪れる危機の最中、突如現れるグリッドマンは語りかける。
「この世界のバランスが崩れようとしている」
やがて真紅の強竜ダイナレックスや、グリッドマンの協力者である新世紀中学生、そして別世界の住人、麻中蓬たちも裕太の前に次々と現れる。
六花への想いを秘めたまま、裕太の非日常が始まった。
大ヒットTVアニメシリーズ『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』。
そして、この2作品のキャラクター、世界観が奇跡のクロスオーバーを果たした完全オリジナルの劇場最新作『グリッドマン ユニバース』。
この話題作を、水沢夢×bun150のコンビで完全ノベライズ！
※「ガ報」付き！
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
（底本 2023年4月発売作品）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
20
映画を観て購入。絵はとても上手い。挿絵は各シーンを広く浅くフォローしてる感じだった。 物語は映画とほぼ同じ。思わずそういやそうだよね、となる裕太やグリッドマンの関係や心情が面白い。 ちょっとビジュアルが想像しにくい場面もあったので、映画やテレビ版を観てから読むと面白さ倍増という感じかもしれない。 大変良いノベライズだった。2023/04/21
十二月の雀
18
睡眠時間削ってまで読まなくてもいい…。だが頁を捲る手が止まらないのだから仕方ない。あまりにも最高だった映画のノベライズ、即座に購入しその日の内に読了。さりげない追加シーンの挿入、映画では見られなかった合体パターンのサービス、満腹を超える充足感に、涙と嗚咽が溢れる。映画と同じ所で泣くんだもん。今までグリッドマンのノベライズは、値段的な意味で触れないようにしてきたが、こんなにも素晴らしいと考え方を改める。ちゃんと買って読みます。今はこのユニバースに少しでも長く浸かっていたい…。映画ももう一度観たい。2023/04/21
マサヒラ
8
映画グリッドマンユニバースのノベライズ版。手軽に映画の内容を読み返せるのは良いし、映画で分かりにくい所が色々説明されたり、映画で無いシーンなんかも補完されたりしていて映画だけじゃなくこのノベライズ版も読んで良かったって思ったかな。でもまぁ全体的な流れはほぼ一緒だから新鮮さというか物珍しさ的なことは正直感じない。後はやっぱ戦いのシーンが個人的に好きなのでそういった演出の部分はやっぱり映画の方が良いかな。まぁ媒体が違うのでノベライズにそこを求めるのは違うとは思うが全体的には満足したわ。2023/04/28
もり
7
大ボリュームだったが映画上映時間＋α、2時間と少しで読了。 映画を3バースしてたおかげか劇場の映像と音声が蘇り、スラスラ読めた。 一方で、映画未視聴の人には疑問符が生じそうな部分もあった。カオス高まってる場面とか。 シリーズ視聴による補完がないときつそう。 内容は映画完全準拠で追加、補足がある感じ。 映画では予想考察するしかなかったようなキャラクターの心理描写や追加シーンが大変助かった。 劇場でグリッドマンユニバースを気に入った人は必読の一冊だと思う。買っておけば上映終了後も生きていけるレベル。2023/04/19
もるもる
6
映画が最高だったので即買い。映画では描かれなかったシーンや内面、見落としそうなふとした描写もあって、かなりよかった。映画ももう一度観に行きたい2023/04/20
