内容説明
瑠音と正式に付き合うことになった矢先、果南と肉体関係を持ってしまった。俺と果南の関係に怪しいものを感じ取った瑠音は、しかしまだ何も問い詰められずにいた。
あれから一週間。その間になんとか問題を解決するつもりだった。果南とは親友同士に戻り、瑠音とは裏表のない恋人に戻る。そのつもりだったのに。
「言ったでしょ、親友……。私はバレちゃった方が君を独り占めできて嬉しいんだよ?」
あざとくも破滅的な果南の企みの前に、事態はただただ悪くなり続ける。
そして――。「さよなら、ワタ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
瑠音と正式に付き合うことになった矢先、果南と肉体関係を持ってしまったワタ。あざとくも破滅的な果南の企みの前に、事態はただただ悪くなり続ける第2弾。果南との関係に怪しいものを感じつつも何も問い詰められずにいた瑠音。何とか問題を解決しようとするものの、果南に振り回され泥沼に陥っていくワタ。そこからの思わぬ展開に、明らかになっていくもうひとつの状況もあって、前半の展開を思えば一周回ってそうなっちゃったか…という結論には苦笑いするしかなかったですけど、もう少し時間を掛ければ2人の関係も落ち着いていくんですかね…。2025/02/08
真白優樹
16
恆に裏切られているのでは、と瑠音が疑う中、果南との行為にのめり込まされていく今巻。―――あまりにも愚かで純粋、その恋はまだまだ。 官能からオカルトに突っ込んで、お互いの裏切りが判明してとんでもない結論を出して。まさにあまりにも愚かな恋、を二人で選んでいく巻であり、歪であっても好きなのは確かだから、と選んでいく二人の姿がいっそ清々しい巻である。選んだ思い、お互い歪だけどそれでも選んだ二人の関係。あまりにも愚かな恋、だとしてもそれを望んだ二人の未来がどうか少しでも幸せに。 うん、面白かった。2025/02/11
ほたる
15
面白かったのかどうかはよく分からないけれど、二冊でまとまった描き方にはなっていたのだと思う。それは後半のあの展開があるからこそ。ルインもワタもあまりにも自分の気持ちを愚直に表に出してぶつかっている、という点で良いカップルなのかもしれないね。2025/02/09
とってぃー
14
良いも悪いも評価しにくい…! 攻めまくってぶっ飛んでいてその点では好き。だが、スピリチュアルが急に入ってきて?となり、ルインの心の中がちょっぴり少なめに感じて粗いと感じました。すごい怪作として認めたいが、描写があれなだけに自分の心と格闘してます。2025/02/15
椎名
14
とんでもねえ終わり方をしやがった……というのが正直な感想だ。しかし個人的な好みで言ってしまえば嫌いじゃないどころかむしろかなり好きな方向性、オチ、作品なのが悔しい。勿体ないのはこの急転直下のようなエンディング、あとがきの別ルートを考えていたという発言からも打ち切りかそれに近い締め方になってしまったのだろうなということで、しかしそれでもやるべきことはやったとう一冊になっていたのが良かった点でもある。よく電撃文庫で許されたな……。2025/02/10
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