内容説明
乙女ゲーム「蒼乙女の幻想曲」の世界の悪役令嬢の父親に転生したことに気づいたヴォルフガング。魔法がろくに使えないことで両親から見放され、公爵家の長子でありながらも将来は伯爵になる予定だった。しかし、次期公爵の幼い弟を残して両親は他界。ヴォルフガングは弟が成人するまで公爵代理として過ごすことになる。やがて愛する女性カサンドラと結婚し、愛娘ルイーゼを授かるが、娘が四歳の年に妻は病死してしまう。ゲームのシナリオでは妻の死を契機にルイーゼはワガママな悪役令嬢に育っていくのだが、ヴォルフガングは悲しみを乗り越えて娘の幸せのために立ち上がる。
「俺の可愛い娘ルイーゼを、愛しい妻の忘れ形見を、悪役になんて絶対させない」
これは、ゲームシナリオという名の運命に逆らおうとする父親の奮闘記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
尚侍
8
ものすごく面白かった。この手の育成系は意外とバランスが難しく、親バカぶりが際立ってしまうと食傷気味になってしまうのですが、本作の場合そのあたりがうまく調整されているだけでなく、適度に緊張感のあるイベントが続くので読んでいて楽しかったです。現時点で既に悪役令嬢化する可能性はないと言っていいでしょうが、それ以上に大きな問題が起こっているので、この難局をどう乗り切るか、またその先にどういう展開が待っているか、続きが楽しみです。2025/02/14
りんりん
4
★★★★☆ 続き読みたくてweb版行った。面白かった。そして未々続きが気になり過ぎる2025/02/13
MoriTomo
3
乙女ゲームの悪役令嬢の父親に転生するという心温まるファンタジーで、病で亡くなった妻が残した愛娘を全力で守ろうとする主人公の姿が印象的でした。 公爵家に隠された問題へも真正面から向き合い、力を使って愛娘を悪役令嬢にさせまいと奮闘する父親らしい一面が丁寧に描かれていました。 支えてくれる仲間たちも温かく、家族のような絆に癒やされました。特に終盤で見せた主人公の決意と行動には胸が熱くなり、親子の愛が溢れる感動的な物語として心に残りました。父親転生ものとしても新鮮で、読後感の良い一冊でした。2025/02/04
凜音
3
読了2025/01/26
史
2
疑似ではないファミリーもの。穏やかと思いきや悪意や政治に巻き込まれる日々。どことなく世界観があやふやであるのが気になるところ(獣人とかダンジョンとか。挿絵がないのがね。あとところどころの口調。意図したものかなでも)。疑似や継母継子の関係性ではない分より濃さが出ていますけれども、いかんせん、主人公が凶刃に倒れた方がどことなくしっくり来るような気がするんですよね。主人公がいるからこそバランスが取れてるということで、だからこそ主人公が無念の死を迎えた方よりドラマチックに。まあそうはならんでしょうがね。悪くない。2026/01/19




