内容説明
王国随一の資産を持つシュビラウツの令嬢リエリアは、結婚式の当日に、婚約者である第一王子から結婚を破棄されてしまう。「さようなら、皆様」とだけ言い残して姿を消したリエリアの死が伝えられたのは、それからまもなくのことだった。そして彼女が残した遺言が王国をさらなる騒動に引き起こした。「わたくしと結婚した者には、シュビラウツ家の全てを譲るものとする」。この遺言状の真意は何か?リエリアの死の真相は? 謎が謎を呼ぶ恋愛ミステリー、誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
34
「悪役って本人はだれしも自分を悪役とは言わない。悪役と名付けた人達にとって邪魔になる人を悪役と言う」ですよね。結婚式に教会に置きざれされた令嬢は自死した。自死した令嬢と結婚した者に莫大な遺産が遺されると。そう思ったらこの遺言状に群がる男達って本当のワルよのう。だけどねぇ・・自分たちの国の為に頑張ってきてくれた者達を悪役にする王様ってアホじゃない。でもあとでスカッとしたからいいわ。ゴシップ紙の駆け出し記者のハンスだったかな、ゴシップより面白い本当の話が書けて良かったね2025/07/15
ホシナーたかはし
14
「私が死んで満足ですか」に続く、最近の婚約破棄ものの中では異質なサスペンス。王族側はこんなこと続けて国が存続できると本気で考えていたのが、ちょっと怖い。2025/02/02
へへろ~本舗
4
アンリミ。ミステリ仕立てで面白かった。2025/08/08
yraurb
3
辺境伯当主リエリアは王太子ナディウスの婚約者だったが、国中から「悪役令嬢」と呼ばれ嫌われていた。そんな彼女の結婚式当日、ナディウスはリエリアの前の婚約者と駆け落ちして式をすっぽかす。その3日後、リエリアは首吊り自殺をした。「自分と結婚した者にすべての財産を譲り渡す」という遺言状を残して。……から始まる群像劇的ミステリー。孤児からかけおちしたはずの王子まで欲の皮の突っ張った登場人物たちが右往左往。だんだんメインプレイヤーが絞られてきたか?という所でまた一波乱あって目を離させない。わりと一気に読んだ。2025/07/29
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