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内容説明
ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋「十月堂」。
店主の人柄と素敵な品ぞろえに惹かれて、今日もいろんなお客が訪れる。
本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、
不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人。
ふと手にした一冊の本が、思わぬ縁をつないでいく――。
本を愛し、本に人生を変えられたすべての人へ贈る、珠玉のヒューマンドラマ!
漫画誌「ハルタ」連載時から大きな反響を呼んだ話題作が、待望のコミックス1巻発売です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
322
例えばそれは、誰もが知る往年の名作、または映像化が決定した話題の新刊だったかもしれない。「人生を一変させた」は言い過ぎでも、せめて心の糧となった稀有な1冊が記憶に残っている読者であれば、本書から得られるものも少なからずあるだろう。忘れていれば呼び覚ますように、欠けていれば補うように、既に在れば更に背中を押すように、”本”に対する想いに正直に向き合わせてくれる。軽やかで間口は広く、決して衒学的ではないのに、十分な愛情と熱量が伝わってくる。たかがマンガと侮るなかれ、私はこのような本を待っていたのかもしれない。2025/01/17
tamami
319
成人の多くが一年に一冊も本を読まなかったり、電車の中で本を広げている向きがごく少数派であったりと、最近本離れが広がっている印象が強い。そんな中で、偶々出会った本書に、救われる思いがしたのは私だけだろうか。新人漫画家の児島青さんが描く、街の小さな古本屋「十月堂」を舞台にした漫画には、様々な愛書家の話や、現代の本と人々の関わり方について、身につまされる話が盛り込まれていて、この先も応援したくなる。何よりも主人公の本に関する知識が半端ではなく、こんな古本屋が身近にあったら本好きの拠点となること間違いなしだろう。2025/01/16
hiro
280
読メで知って試し読みして、これは好きな漫画だと思って即購入決定。この漫画は電子書籍ではなく紙の本で読もうと思い、会社帰りに大型書店によって購入しようとしたが、なんと売り切れだった。さらにamazonの評価も高いので即読みたくなり、読メでもらったポイントを使って電子書籍を購入した。読んでまず漫画の絵が好きになり、また主人公の不要な本の処分の方法や、売れない本は買い取らないなどのリアルな古書店の店主という感じも良かった。あと常連さん、女子高生、着物を着た若い女性などの登場人物の話も良かった。第二巻も楽しみ。2025/02/24
へくとぱすかる
262
個人的な話。第6話「さよなら、青木まり子」に出てくる店のたたずまいには既視感がある。ストーリーも「ひょっとしたら」と思わせる。そして何よりも作品全体の舞台となる、その店の名前……。本にまつわる話が好きだ。そこには日常の喜怒哀楽もあれば、圧倒されるような、人生すべてを賭けた話も。どうしてこんなに「紙の本」が好きなのか、自分では言語化しにくかったのだが、第4話の人物がそれを見事に語ってくれる。大いに共感だ。自分も古書店をするのなら(できないけど)、こんな店を作りたいものだ。ただし第1話をつねに忘れないように。2025/01/17
FUKUSUKE
218
本好きな男が脱サラし、閉店が決まっていた古書店を買い取って十月堂を始める。第4話を除き、基本は十月堂に集まるお客さんの物語。どこかの町の古本屋さんで、今日も同じようなことが起こってるんじゃないか、と思える物語が詰まっていた。第1話には亡くなった方の蔵書を買取りに行く話が入っていて、以前古書店で凪良ゆうさんのサイン本が一冊ずつ並んでいるのを見つけてまとめ買いした。その本たちを手放した事情があるはずで、理由が気になったことを思い出した。青木まりこ現象の話は、伏し目がちになるので副交感神経が働くからなんだよね。2025/04/18
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