内容説明
『007黄金の銃を持つ男』後日譚、日本初の007後継小説にしてシリーズ掉尾を飾る、ジェームズ・ボンド最後の冒険!
ドクター・ノオが生きているかもしれない――初の東京オリンピック開催を控えた1964年。国内では軍用機の墜落事故が相次いでいた。
公安局トップのタイガー田中は、イギリスのMI6にボンドの派遣を依頼する。史実の数々と当時の世界情勢を織り込んだ、必読の国際インテリジェント小説、遂にここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
初の東京オリンピック開催を控えて、国内では軍用機の墜落事故が相次いでいた1964年。公安局トップのタイガー田中は、イギリスのMI6にボンドの派遣を依頼する第2弾。ドクター・ノオが生きているかもしれない可能性に、滞在していたジャマイカから再び日本にやってくるボンド。彼や公安のタイガー田中と娘の虎蘭だけでなく元CIAのライターも絡めながら、史実と当時の世界情勢を織り込んだ内容になっていて、田中角栄、眞紀子が登場する辺りにはそういう時代なんだなと改めて実感しましたけど、ボンドやタイガー田中の活躍を楽しめました。2025/02/03
TAKA
20
世界の平和の祭典「東京オリンピック」そのお祭りに沸き立つ陰で暗躍するテロリスト。とんでもないやり口に唖然とさせられる。さあどう挑むボンド・ライター・タイガー親子。息もつかせぬ展開の連続に前のめり気味に読了。とても良かった。戦後19年後の舞台では日本は米国の統治下に近かったようだけど、戦後80年の我々のあずかり知れない現在の関係はどうなっているのだろう?2025/01/28
きあら
18
日本初の東京でのオリンピックを控え、軍用機の墜落事故が多発する。局長の田中は、MI6にボンドの派遣を要請する。倒したはずのドクター・ノオが生きている?「007/黄金の銃をもつ男」の後日譚。なんだけど、007に馴染みがなく、このシリーズも誰にも感情を移入出来ずに、とう読めばよいのか戸惑う。2025/03/01
はる
18
積読をしてたらまさかの続編。今度はオリンピック妨害。凄惨な殺人や武器が出てきた時はちょっとげんなりしましたが、規模がでかい。当時の背景だったり、政治的問題がさらりと書かれていますが、この問題は現代に通じるものを感じました。ボンドの活躍は勿論素晴らしいのですが、これを読んだ人が今も騒がれてる問題についても一度考えるきっかけになればと思います。2025/01/20
8番らーめんR
17
最高!追記によると「ドクター・ノオ」「黄金の銃を持つ男」、中国の●●と東京オリンピック男子体操の時間、当時の軍用機事故、オリンピック衛星放送秘話etc 事実と007シリーズと言うフィクションを精緻に組み合わせて物語を構築している、作者のその技に驚嘆するしかない。フレミングが急逝したため、「黄金-」での信用回復の過程が薄いのを松岡氏が見事にリブートした。ボンドが渇望したのはMからの信頼を取り戻す事と007、ライセンスナンバーだった。※CGでいいからボンドはSコネリー、斗蘭は志穂美悦子で映像化をお願いしたい。2025/02/07
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