内容説明
合衆国政府からの依頼を完遂させ、新たな身分を手に入れたジェントリーは、恋人ゾーヤと中米で逃亡生活を送っていた。一方、世界では人工知能研究者の暗殺事件が続発していた。その関連情報を調査中のジェントリーは、メキシコ・ユカタン半島で無人兵器の襲撃を受けてしまう! 最新のAI兵器が跋扈する衝撃作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
97
後半は、主人公の過去につながりのある人物などと連携してAIが人類の敵となることを防いでいきます。映画のターミネーターのような感じもします。このようになってくると一匹狼の暗殺者という役割はかなり限られてくるような気がします。この事件の裏側にはある大国が動いており、暗殺者の彼女もそのためにロシアに送り返されてしまいます。次回はその彼女を取り返す話になるのでしょうね。2024/12/26
猿吉君
67
グレイマン13作目、ジェントリーとゾーヤのコンビにザックやフィッツロイやハンリーまで絡んでやっぱこのシリーズええなあと思いました。①何といってもザック大活躍、1兵士として最後まできちっと自分を貫く、かっこよすぎます、ザック主人公のスピンオフいつまでも待ちます。②今回戦う相手がアレなのでちょっと個人的にはSFならいいけどこのシリーズは肉弾戦が好きなのでイマイチ感ありました。③もうこうなったら宇宙とかも行って欲しいです(笑)点数80/100→シリーズファンなら満足度高し、しかし敵作りに苦労してますなあ。2025/02/22
at-sushi@進め進め魂ごと
44
ジェントリーが無傷だと最早人間相手だと盛り上がらないと編集に判断されたのか、あっさり退場したランサー君に代わってラスボスとして立ちはだかるのはAI兵器軍団。こんなもん実用化されたらアマゾンの奥地か群馬にでも引き籠らない限り生存不可能だわ。次作の舞台はロシアっぽいので、ついでにプーチソのタマ取ってくれ、頼んだぞ。 2025/08/17
Richard Thornburg
43
感想:★★★★ 下巻に入っての序盤は少し緩慢な展開になりつつあるなと思っていたらひと捻りあって、まさに急転直下な展開。 ザックの疑念が現実のものとなって突きつけられる様は「やっぱりね」となりつつもあるのですが、良くも悪くもAIが学習しようもない事態で誤った判断を下すことで、正義も悪もないカオス状態に突入。 ただねぇ、今回の場合は殲滅すべき敵が地下に潜伏しているし、データのアップロード阻止という時間的な制約もあるのでCIA側がサーモバリック使えば効果絶大で勝負早かったのになぁ~と、思ったのは私だけ?2025/01/23
chiseiok
40
楽しめたけれどちょっと想定とは違ったかも。物語半ばまではグレイマンの個人スキルを際立たせたいつもの展開だったけれど、終盤はチームバトルが主体で、クランシーの跡を継いで描いていたジャック・ライアンのシリーズを思い出した。AI技術の進化により、軍事の世界においても本作のような状況になるのであれば、こと冒険小説においての魅力的な(人間の)ヒールキャラの立て方が難しい時代になるのかなぁ。冷戦の終結と共にスパイ小説が成立しづらくなったのと似てますね。ともあれザックとゾーヤの今後は気になり過ぎる。早く次作読みたいぞ!2025/01/12
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