GA文庫 ゲーム世界のモブ悪役に転生したのでラスボスを目指してみた ～なぜか歴代最高の名君と崇められているんですが、誰か理由を教えてください

著者名：八又ナガト【著】/もきゅ【イラストレーター】

SBクリエイティブ（2024/12発売）

• ISBN：9784815625566

内容説明

「俺は悪のカリスマになってみせる！」

ゲーム『アルテナ・ファンタジア』。
俺はそのラスボス――の配下として処刑されるモブ悪役貴族クラウス・レンフォードに転生してしまった。
どうせ死ぬ運命なら、俺が理想のラスボスになって最高のクライマックスを迎えてやる！
まずは貴族の立場を利用して悪行を積み重ね、悪評を広めよう――
と思ったら……

「「「流石です、クラウス様！！」」」

なぜか全てが裏目に出て勘違いされ、望んでないのに評価が爆上がり！
いつしか国中で称賛されてしまい……一体どうしてこうなったあぁぁ！？

暴君のはずがうっかり名君に！
悪役ムーブ×勘違いで成り上がる、痛快モブ悪役ファンタジー！

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

ゲーム『アルテナ・ファンタジア』のラスボス配下として処刑されるモブ悪役貴族クラウスに転生してしまった主人網が、理想のラスボスを目指す勘違いモブ悪役ファンタジー。悪逆非道の暴君を目指すため、まずは強くなろうと地道な努力を積み重ねる一方、貴族の立場を利用して悪評を広めようとするものの、打つ手がことごとく裏目に出てしまい、望んでいないのに評価を高めていく展開には苦笑いでしたけど、同様にヤンデレ気味のメイドや王女たちの好意もしっかり稼いでいて、ヒロインたちを絡めて物語をどう動かしていくのか今後の展開が楽しみです。

2024/12/16

[まっさん]

★★ とあるゲームの悪役ラスボス…のモブ配下へと転生してしまった俺･クラウスは、やがて訪れる呆気ない死の結末を想起し、モブではなくラスボスをも超える華々しさでクライマックスを迎えようと貴族の立場を利用して悪事の限りを尽くそうと画策する。しかし、なぜか彼の起こした行動は彼自身の意図せぬ形へと作用し、日に日に名君と崇められていく。望んでいないのに評価が上がり、ますますラスボスから遠ざかる。クラウスが目指す悪役道が今始まる…個人的にかなり好きなタイプの作品でしたが、大きく分けて二つの要因のせいで作品を十分に→

2025/02/07

[尚侍]

とっても面白かった。個人的に勘違い要素が入っている作品が好きなので、本作も楽しく読むことができました。全体的に軽い読み味でさくさく読めますし、物語に勢いがあって男性向け作品はこういうのでいいんだよという内容だったので、ラノベをあまり読んだことのない人にぜひ手に取ってもらいたい作品ですね。いい意味で細かい設定とかも気にする必要がありませんし、ヒロインも適度にチョロいので気軽に楽しめるのが実によかったです。これだけのアイデアを出し続けるのは大変だと思いますが、続刊には大いに期待したいです。

2024/12/23

[真白優樹]

大人気恋愛アクションＲＰＧのモブ悪役に転生しラスボスを目指したら、何故か名君として祭り上げられていく物語。―――動けば善行、戦えば名君？　自分の考える悪行をしようとしたら何故か全部結果的に善行となってしまって名君となっていく、勘違いに割と振り切っているからこそくすりと笑える物語であり、肩の力を抜いて楽しめる物語である。物語なんてすでに形無し、最早何もかもが善行で。知らず知らずのうちにゲームの物語も書き換えていく、その生き方は何処へ進んでいくのか。一体どこまでいってしまうのか。 次巻も勿論楽しみである。

2024/12/22

[彩葉 楓🍁]

【★★★☆☆】清々しいほどのすれ違い。ゲームの世界に主人公が転生した先はラスボス……の幹部のモブ悪役だった!?最強の悪役になるために、人から反感を買うような行動をするが……何故か好感度爆上がり!?勘違い異世界ファンタジーであり、主人公はこれでもかと悪役ムーブに勤しむが、何故か周りは策略家だの領民思いないい人だの、あらゆるすれ違いによって善人者だと祭り上げられる。なんでもかんでも好感度が上がって頭を抱える主人公がとても面白い。本来の世界線を無意識に捻じ曲げ、ヒロインたちを手玉に取る、個人的にはメイドが好き

2025/04/26