文春e-book<br> 銀嶺のかなた(一) 利家と利長

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銀嶺のかなた(一) 利家と利長

  • 著者名:安部龍太郎【著】
  • 価格 ¥1,900(本体¥1,728)
  • 文藝春秋(2024/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919249

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内容説明

信長の命で前田利家・利長父子が能登入国!

歴史時代小説の第一人者・安倍龍太郎の集大成!
戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。

織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌で〈上様の近習〉となった利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。

本書の冒頭は、柴田勝家率いる織田勢と上杉勢が激しく争う「手取川の戦い」。そこで手痛い敗北を喫するも、謙信の急死で形勢を挽回した織田勢は加賀ばかりか能登、越中の大半を支配下に組み込んでゆく。信長の馬揃えのため上洛した利家にもたらされたのは、「能登一国を任せるゆえ励め」との言葉だった。さらに利長は信長の近習、さらに娘婿にまで取り立てられる。

しかし、国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、まさかの本能寺における信長の訃報が届けられ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

147
安部 龍太郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、前田利家・利長父子の大河歴史大作、上巻は一気読みです。続いて下巻へ。トータルの感想は下巻読了後に。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639192492025/01/19

のぶ

60
前田利家・利長父子を中心にした物語。上巻での時代は戦乱の末期。北陸でもいたるところで戦が繰り広げられていた。この地方での戦乱事情を垣間見えたのは新鮮だった。また信長や秀吉を、この視点でどう感じていたのかは興味深かった。国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、本能寺における信長の訃報が届けられる。全体を通しほとんどが戦の物語で、食傷気味になってきたところで上巻は終わり。下巻ではどんな話が展開されるのか気になる。2025/01/04

hirokun

18
感想は、(2)読了後に記載。2025/01/09

モーモー

13
戦国武将前田利家、利長親子の物語。 利家は叩き上げの戦国武将、利長は信長の近習として、全体を俯瞰できる官吏のイメージ。 秀吉が天下統一したため、利家は統一後の五大老の1人で家康を抑える役割のイメージが強かったが、統一前の一武将としての視点は新鮮であった2025/01/15

ほうすう

12
前田利家・利長父子を主人公に置いた物語。一巻では手取川の戦いから賤ケ岳前半まで。本能寺の変を信長近習の一人である利長の視点から描いているのは面白い。本能寺をまだこういう形で新鮮に描けるんだなあ。史実的にはどうかと思いますけどイエズス会の影響力の大きさが物語の一つの特色。 安部龍太郎は存命の小説家の中でも歴史小説を書くことにおいては屈指の人物だと思う。のだけども唐突に入る史料の説明はあまり上手くない。それを考えると唐突に現代の視点をぶち込んで雰囲気を壊さない司馬遼太郎のすごさを感じた。2025/07/08

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