内容説明
時は平安。 妖狐として生まれた安倍晴明の娘・煌子は、無類の美貌と妖力を持つ「白狐姫」の名で都に知られていた。 ある日、煌子の武勇伝を聞きつけた帝から直々に宮仕えの打診が! その内容は、美しさゆえに周囲から妬まれ、嫌がらせや呪詛が後を絶たない薄幸の皇女―― 承香殿の宮を、東豎子(あずまわらわ)として警護せよというものだった。 東豎子は女官でありながら、行幸に際しては男装し参列もするお役目。 面白そう、と引き受けた煌子だったが、一見華やかな宮中は陰謀の渦巻く恐ろしい場所で……!? 痛快あやかしファンタジー、待望の第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
12
皇女を思って内裏へ行くこととなった煌子。ひたむきに働いて行くうちに皇女尊子の境遇、思い、苦悩を知って行き、読んでる私も切なく、やるせない気持ちになりました。そして、ラストの皇女尊子の叔父のシーンでは、なぜ彼がそうなったのか疑問が残る形になりました。このシーンのおかげで皇女尊子が自ら道を切り開き進んで行く決断をする事ができましたが、やはり解せぬ。今後の展開で謎が解けるのを期待。2024/11/28
小梅さん。
9
今回も煌子は素敵だった。 皇女を守るためにひたむきに動く姿が特に。 道長の手に負える姫じゃないみたい、今のところは、ね。 道長くん、がんばっていい男に成長しておくれ、とママの気持ちになっちゃったw 道満との決着はまだつかない。 人の心をあんなふうに利用するなんて許せないよ。 次こそは、きっちり決着をつけて、ぎとんぎとんにやっつけてほしいものである。 一緒に舞姫を務めた友人たちも幸せになっていきますように。 続きが楽しみであーる。2024/11/13
よっしー
5
このシリーズはもう煌子の破天荒ぶりを楽しむべきなのか…総じて面白かったんだけど、皇女尊子さまの叔父(光昭)が何故ああなったのか謎だった(道満と関係ある?)彼女は叔父に仄かな想いを寄せていたのかな…。それにしても道長のヘタレっぷりは新鮮。続き、あるんだろうか?人気次第だろうけどね。2025/04/25
Hanna
3
シリーズ第2弾。じゃじゃ馬白狐姫という創作登場人物が、実在に存在していたニンゲンたちと絡むお話。創作の良さも垣間見ながら読了。2025/01/13
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