内容説明
神社の裏にある「しっぽ食堂」はぶっきらぼうな店主・中堂と看板猫のしっぽがいる、土鍋でつくるあたたかな朝ごはんのお店。 売れないシンガーソングライター、夫が病気になってしまった妊婦、落ち込んでいる保育園の園長先生、片思いしている男子高校生……悩めるお客を美味しい料理で癒していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
65
オサキシリーズ以来にこの作者の作品を読みました。土鍋料理の温かさが作品の温かさになっているような優しい作品でした。2025/05/29
荒川叶
38
人の生活に温かな光と希望を灯す物語。 人は何気ない言葉、行動に救われる事がある。でもそれらは意識してやる事ではなく自然とすることに意味があると思う。 温かな土鍋で食べる食事は人の心もあたためる。 私には一緒に土鍋料理を食べたい人がいる。一緒に食べたいと思った人はきっとあなたの大切な人。2024/10/19
み
22
ジャケ読み♪この作家さんのネコさまの描写は、キュートです。温かい空気のお話でした。2025/08/05
小梅さん。
15
このシリーズも、笑って泣けて、温かい、最高の作品だった。 紬、しっぽ食堂に辿りつけて、陸と出会えてよかった。 事務所社長のくるりもインパクトがあってナイス♪ あんなふうにやってきて、つむじ風、というか、台風みたいだったw 陸の妹結菜と司の2人も、初々しくて素敵だった。 花音ちゃーん、あなたは天使ですか! 紬の状況も大きく変わったね。 おいしそうな土鍋料理が色々出てきて、久々に引っ張り出したくなった。昔、土鍋でパエリア風のごはんとか炊いたなぁ。2024/10/19
ナニコラタココラ
14
電子図書館本です。そんなに難しくないので、通勤時や、仕事の休憩時間に読めた。無愛想なシェフの中堂陸は、歌は、上手いが売れない歌手と出会い、いろんな客を相手に美味しい土鍋料理を提供する。人生うまく行かない時でも、美味しい料理があるとほっとするんだなと思った。中堂陸は、妹の彼氏と会う時に、料理を提供するのだと思ったら、陶芸をさせて妹にプレゼントさせるという粋な計らいがよかった。無愛想なシェフは、苦手だが、こんな店があったら、ぜひ食べに行きたい。2025/07/02




